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中国オンライン決済サービス比較 Alipay 対 WeChatPayment

2017.01.19
Category: 翻訳記事
執筆者/編集担当者: arata

はじめに

中国のオンライン決済において、
クレジットカードを使用する事は、
一般的な方法ではありません。

メジャーな決済方法は、
Alipay(※1)
WeChatPayment(※2)。

この記事では、
2つの決済プラットフォームについて言及したいと思います。
 
 

—GML編集部補足—

ECサイトにおける決済では、
クレジットカードで決済するのが当たり前
と思っている日本人のオンライン決済感覚からすると
クレジットカード決済が主流ではない中国の決済事情は
驚きですね。
 
 

中国向け越境EC、訪日中国人向けの商売
を考えられている方は、
日本とは異なる中国人のオンライン決済事情を
把握しておく事は非常に有益になると思います。
 
 
 

Alipayについて

Alibaba(※3)により提供されているAlipay。
オンライン決済市場シェアno1のサービス。
 
 

Alipayの中国市場シェアは約70%弱

Statistaによると、
Alipay中国市場シェア(2015年)は約70%弱。

Alipayは、Tmall(※4)やTaobao(※5)などの
AlibabaのECサイトだけでなく、
他の多くのサービスでも使用できます。
 
 

Alipayはエスクローサービス(※6)を提供

購入者から特定時間内(例えば7日間)に
購入完了の連絡がない場合、
荷物追跡を行います。
 
 
 

WeChatPaymentについて

2011年にサービス開始。

WeChat(※7)の様々な機能の一つとして、
WeChatPaymentが存在。

WeChatアプリ自体に組み込まれているので、非常に便利。
ユーザーは、
別のサイトに行くためにアプリを終了する必要なく、
即座に決済が可能。
 
 
 

AlipayとWeChatPaymentのどちらが主流か?

現在、Alipayがno1ながらも、成長速度が鈍化。
WeChatPaymentが追い上げています。

どちらかひとつに集約されるかと言うと、
現在のところは、
それぞれのプラットフォームが異なる状況のため、
両方のプラットフォームが、
稼働し続ける可能性が高いと思われています。
 
 
 

———-これ以降はGML編集部の独自記事です。———-
 
 
 

参考動画(GML編集部補足)

 
この2つの決済サービスが中国で
どのように使われているのか
参考になる動画をいくつか紹介させて頂きます。
 
 

Alipayの使い方を日本語で解説しています。

 
 
 

こちらは英語ですが
Alipayの世界観がわかる動画です。

 
 
 

Wechatpaymentの世界観がわかる動画です。

 
 
 
上の動画に加えて、
マーケットの解説をしてくれている動画です。

 
 
 

中国オンライン決済市場関連参考数値(GML編集部補足)

中国市場の大きさを実感するために、
日本市場の数字と比較してまとめました。
あくまで参考数値程度に捉えて頂けると幸甚です。
 
 
 


 
 
易観国際http://www.eguan.jp/
という中国の調査会社によると、
 
2015年には、
Alipay:68%
WechatPay:21%
だったシェアが
 
2016年には、
Alipay:50%
WechatPay:38%
になっているようです。

モバイル決済額はじめて9兆元突破

 
 
 

日本人の現金決済率の高さを示すデータ(GML編集部補足)

決済の話題に関連して、
日本の現金決済率の高さを示すデータを共有させて頂きます。
 
 
 

・個人消費支出におけるカード支払いの比率比較

 韓国 73%
 中国 55%
 米国 41%
 ロシア 21%
 日本 17%
 インド 5%
 (出典:VISA 2016年2月実施の説明会資料より)

→カードで決済せずに現金で決済する日本人。
インドはクレジットカードは普及していないものの、
Paytm等の決済サービスが普及しています。
 
 
 

・民間最終消費支出に占めるクレジット、デビット、電子マネー合計比率

 韓国 85%
 シンガポール 56%
 インド 35%
 日本 17%
(出典:日本クレジット協会 2015年版統計)
クレジット、デビット、電子マネーを入れると
インドは日本よりも上にきます。
日本は先進国の中では異常に現金決済比率が高い国です。
 
 
 

世界でキャッシュレス決済が進む中、
上記のように、日本は、
世界でも有数の現金決済主義大国ですので、
海外の消費者を相手にする時は、
日本市場の感覚と違う認識で臨まなければいけないと思います。
 
 

米国市場では、キャッシュレスどころか
レジレスのAmazonGoというサービスも
テスト運用を開始しています。
日本の決済市場も劇的に変わっていく可能性は十分にあります。
 
 
 

注釈(GML編集部補足)

※1 Alipay
Alibabaが提供するオンライン決済サービス。
電気代、ガス代、通信代も決済できれば、
個人間送金も可能な決済サービス。
 
※2 WeChatPayment
WeChatが提供するオンライン決済サービス。
 
※3 Alibaba
中国ECサイト最大手企業。
・設立
 1999年
・代表者
 ジャックマー
・事業内容
 Alibaba.com(BtoB向けEC)、Tmall.com、Taobao.com、
 Alipay等のサービスを展開。
・大株主
 Yahoo米国、ソフトバンク等
 ソフトバンクが株式の27%を保有(2016年6月時点)
・年間流通総額
 約4850億ドル(約50兆円)(2016年3月期決算期)
・売上高
 約156億ドル(約1.7兆円)(2016年3月決算期)
 前年同期比約30%増
・時価総額
 約2400億ドル(約27兆円)(2017年1月18日時点)
 
※4 Tmall
Alibabaが運営する個人向けEC(BtoC)
日本市場における楽天が近いイメージかと思います。
 
※5 Taobao
Alibabaが運営するCtoCマーケットプレイス。
日本市場における
ヤフオクやメルカリが近いイメージかと思います。
 
※6 エスクローサービス
売り手と買い手の間に入り、取引を担保するサービス。
商品を送ったのに、代金を回収できない。
お金を振り込んだのに、商品が送られてこない。
そんな事態を避けるためのサービスです。
 
※7 WeChat
チャット機能を軸に決済等複数の機能を提供するサービス。
日本市場における
LINEが近いイメージかと思います。
 
 
 
 

ADKによる中国市場ウェブマーケティングサービスについて

 

ADKでは、中国市場における
ウェブマーケティングサービスを提供しております。
ご興味のある方は、
お問合せフォームよりお問い合わせ頂けると幸甚です。

   

参考記事はこちら
ALIPAY VS WECHAT PAY: LEARN ABOUT THESE PAYMENT GIANTS

「この記事はdigitalcrew.com.auの許諾を得て編集/翻訳(抄訳)/執筆しています。」

 

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