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世界一のFintech先進国”中国”のFintech事情まとめ

2017.01.25
Category: 翻訳記事
執筆者/編集担当者: arata

ビルゲイツによる銀行不要論

 
20年前、ビルゲイツは、
『バンキング(※1)は必要だが、銀行はもう不要』
とコメントしました。
 

当時から、
ビルゲイツは、実店舗不要な
”Webアプリベースの金融サービスの爆発”
を予測していました。
 

今、世界において、
決済等”WebアプリベースのFintech”が
最も進んでいる国は
”中国”
です。
 
 
 
この記事では、
そんな中国のFintechをクローズアップしたいと思います。
 

Fintech”が最も進んでいる国として
別の国を挙げる方もいるでしょう。
 
 
 
 
デンマーク/ノルウェー/スウェーデン
世界で最もキャッシュレスが進んでる地域ですし、
paypalやvenmoが普及する米国
もこの領域では進んでます。
 
ただ、今回の記事では中国をフォーカスさせて下さい。
 
 
 
 
 
 

中国(アジア)におけるFintech市場の成長

 
Fintech領域は、世界でも注目される投資対象領域ですが、
アジアや中国でも同様です。
アジアや中国のFintech市場を
数値面から見てみたいと思います。
 

アジアのFintech新興企業が投資を受けた金額合計(2016年)

約1.2兆円
 
 
 

アジア投資市場でのホットな業界ベスト3

Fintech
EC
配車アプリ
 
 
 

中国Fintech市場規模

約250兆円
 
 
 

中国Fintech市場の幕開けは2013年

マッキンゼーの報告書によれば、
2013年は
Yu’ebao(※2)とWeChatpaymentサービスの開始
などの出来事があり、
中国のFintechの始まり
として広く評価されています。
 
 
 
 
 
 

領域①モバイル決済

 
Fintech領域の中で、
最も注目すべきはモバイル決済サービス市場。
中国におけるモバイル決済は、
世界の中でも非常に進んでおり、
その事実やデータをまとめてみたいと思います。
 
 
 

中国のモバイル決済で出来る事

中国ではモバイル決済で様々な事ができます。
 

・上海のスターバックスで、コーヒーが買えます。
・寿司屋では請求書をモバイル決済できます。
・電気代を払えます。
・給与の一部を個人口座に移す事も可能。
 

日本では現金による決済が主流ですが、
中国では決済において、
WeChatPayment等のモバイル決済は
主要な決済手段となっています。
 
 
 

中国モバイル決済人口

モバイル決済人口は
2016年:1億9500万人
2020年予想:3億3200万人
(店舗決済とオンライン決済の合計)
(出典:Emarketer)
 
 
 

中国のモバイル決済市場の約90%は2社により形成されている

・Alipay
・WeChatPayment
この2つが中国fintech取引市場に占める割合:
89.2%
(出典:マッキンゼー)

 
 
 
 

1秒間あたり取引量でVisaを超えたAlipay

Alipayは最近、1日で10億件の取引を記録しました。
取引ピークには、120,000件/秒の取引を記録。
これはVisaの秒間決済キャパシティである
24,000件/秒を大幅に上回っています。
 
 
 

中国のモバイル決済を考える際には、
まずは、
AlipayとWeChatPaymentの動きに注目ですね。
 
 
 
 
 
 

領域②ネット銀行

AlibabaとTencentの両社ともネット銀行業に参入しており、
金利が高いため、
一般消費者のお金がこれらのネットバンクに流れています。
既存銀行は非常に危機感を募らせています。
 
 
 
 
 
 

領域③P2P融資(※3)

 

中国最大のP2P融資プラットフォーム企業

Lufax
LufaxはPing An Insuranceからのスピンオフ企業です。
 
 
 

Lufaxの時価評価額

約2兆円
IPOで約5650億円を調達する見込みです。
 
 
 

P2P融資における借り手の信用調査手法

活性化するモバイル決済やP2Pローン。
活性化するにつれて利用者のクレジット信用格付け問題が出てきます。
中国のFintech企業はソーシャルメディアアカウントにその答えを求めています。
 
信用情報調査において、
ソーシャルメディアアカウントを参照します。
 
ローン事業者はローン希望者の信用状況を判断する際に、
ソーシャルメディアアカウントの提出を求めます。
そしてクレジットカード中毒者かどうか確認します。
 
このソーシャルメディアアカウントを信用情報調査に使う手法、
インドや東南アジアでもポピュラーになってきています。
 
 
 
 
 
 

領域④オンライン保険

まだまだ市場は小さいですが保険もオンライン保険企業が成長しています。
 
 
 
 
 
 

最後に

Fintechにおいて、
モバイル決済/ネット銀行/P2P融資/ネット保険の次に来る領域はどんなサービスでしょうか?
 
ブロックチェーン?
AI関連?
 
世界の国々は、
今後とも、
Fintech先進国である
中国の事情に注意を払い続けるでしょう。
 
 
 
 
 
 

注釈

 

※1 バンキング
銀行取引業務の事。
具体的には
・口座入出金明細の表示
・残高照会
・振込み/振替
上記に加えて
・ローン申し込み
を含む事もある
 
 
 

※2 Yu’ebao(余額宝)
支付宝(Alipay)により展開された兄弟分のようなサービス。
お金を預けておくサービス。
ECの決済等に使えます。
Alipayと違う点は、Yu’ebaoに預けているお金には利子がつく事。
利回りは約4%。
預け入れ金利が桁違いに高く、
銀行に預けているよりも利子がつくため、
資金移動が起こっている。
既存の銀行業にかなりの影響を与えていると言われている。
 
 
 

※3 P2P融資
お金を借りたい人とお金を貸して利子を得たい人を結びつけるプラットフォーム。
P2Pは”PeertoPeer”を意味している。
P2P融資はソーシャルレンディングとも呼ばれ、
お金の借り手(ボロワー)とお金の貸し手(レンダー)を結びつける。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ADKによる中国市場ウェブマーケティングサービスについて

 

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お問合せフォームよりお問い合わせ頂けると幸甚です。

   

参考記事はこちら
HOW TO MARKET MOTHER AND BABY CARE PRODUCTS IN CHINA?

「この記事はtechinasia.comの許諾を得て編集/翻訳(抄訳)/執筆しています。」

 

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