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Wechatを使ったECストア開設徹底攻略

2017.07.14
Category: 翻訳記事
執筆者/編集担当者: arata

はじめに

 
2017年現在、
中国におけるEC展開の、
最も低コストで効率の良い手段のひとつが
Wechat(Weixin)を活用することでしょう。
 
アプリ内にストアを開設することや、
独自のECストアとリンクした販売促進ができ、
Wechat Payでの簡単決済もできます。
 
顧客との関係づくりに取り組むことや、
新しい顧客を獲得することも可能です。
 
この記事では、
Wechat(Weixin)の機能や
公式アカウント取得方法をはじめ、
マーケティングを成功させるための戦術まで、
徹底解説していきます。
 
 
 

Wechatとは

 

動画:Wechatで変わるビジネス環境
 
 

動画:Wechatのある1日
 
 

動画:Wechatの4つのプラットフォーム
 
 

Wechat(Weixin)は、2017年3月末時点で
MAU(月間アクティブユーザー数)が合計 9.38億という、
中国において影響力の大きいプラットフォームです。
Wechatは中国において影響力が強いツールだと
数字からもわかります。
 
拡大傾向の中国EC市場に参入する
海外企業は多いものの、
Wechatを活用できている企業は
それほど多くありません。
今こそ、Wechatを活用して
中国でのビジネスを促進させる時でしょう。
 
 
 

Wechatの重要な機能18選

 

Wechat(Weixin)の便利な機能の中から
18の機能をご紹介します。
 

(1)ビデオ電話

Wechatでは、
顔を見ながらビデオ電話をすることができます。
 
Wechat画面上の「+」ボタンを押して、
チャットウィンドウの下にある
「ビデオ電話(video call)」を選択すればOK。
 
携帯の連絡先に登録されている人には、
テレビ電話をかけることができます。
マスマーケティングには活用できない機能ですが、
カスタマーリレーションとして
顧客サポートに活用できるでしょう。
 
 

(2)Wechatモーメンツ

LINEのタイムライン機能の様に
写真やその時感じたことなどを
友達と共有できる機能です。
「誰に写真を見せるか」という
公開範囲も設定できます。
 
他のSNSと同じように、
メディアの記事などもシェアすることができます。
 
広告となるような写真やポスターを
作成してシェアするなど、
マーケティングにも活用できる機能です。
ブランドの認知度を上げるためには、
定期的にシェアする必要があります。
 
 

(3)ボイスチャット

トランシーバーのようなイメージで、
音声を送り合うことができます。
“hold to talk” ボタンを押したまま話して、
終わったらボタンから指を離せば、
音声が送信されます。
 
 

(4)インスタントメッセージ

撮った写真や動画、クーポン、
他のユーザーの連絡先、お年玉、
現在のGPS情報など、
ユーザー個人同士やグループで
送り合うことができます。
 
小さな企業なら、
顧客からの質問を受け付けたり
迅速に顧客対応したりするなど、
カスタマーサポートにも活用できます。
 
 

(5)エモーティコン(絵文字・ステッカー)

エモーティコンのカスタマイズは、
Wechatの人気機能のひとつです。
Wechatにはたくさんの絵文字が
標準で収録されていますが、
それに加えてユーザーは
Webサイトからダウンロードしたり
自分の撮った写真を選択したりすることで
独自のエモーティコンを
使用することができます。
 
 

(6)グループチャット

“start chat” のボタンを押して、
グループに参加する友達を選択すれば、
グループチャットを開始することができます。
 
グループに登録できるメンバーは最大で40人。
仕事上で使うのなら、
チームマネジメントにも活用できます。
 
中国でも多くのIT企業が
離れたエリアで働く人とバーチャルチームを作り、
グループチャットで効率的に
コミュニケーションをとっています。
 
 

(7)シェイク

自分のスマートフォンを振るだけで、
近くにいる新しいユーザーを見つけて
コミュニケーションを取れるシェイク機能。
ただし利用する際は、
見知らぬ人に個人情報を教えないよう
注意が必要です。
 
 

(8)ドリフトボトル

ドリフトボトルとは、
手紙を瓶につめて海に流した
「海流瓶」のことです。
 
Wechatのドリフトボトル機能では、
自分が流したメッセージを
世界のどこかにいる誰かが拾ってくれます。
 
「友達になる」を選択しなければ、
流した側も拾った側も
匿名でやり取りをすることができます。
 
 

(9)SNS連携

中国製のアプリとしては珍しく、
全世界で使われているFacebookと
連携しています。
 
Facebookアカウントで
Wechatに登録することも可能です。
 
 

(10)ショート動画撮影

Wechatでは、15~20秒の短い動画を撮影して、
FacebookやWechat、Twitterなどで
シェアすることができます。
 
マーケティングにミニ動画を活用して
商品を紹介することができるでしょう。
面白くてシェアしてもらえる動画や、
人を惹きつけるような動画を
撮影しましょう。
 
 

(11)アニメーション

Wechatには会話の中で使えるような
アニメーションが備わっています。
春節やクリスマスの時に使える
季節に沿ったアニメーションも用意されています。
 
祭日や特別な日にWechatで
プロモーションをするのなら、
メッセージとともに
グリーティングアニメーションを
送ってみても良いかもしれません。
 
 

(12)近くの人を探す

自分がいる場所から100m~200kmの範囲にいる
他のWechatユーザーを探すことができます。
 
例えばイベント中に

「話してみたいけど話しかけるチャンスがない」
という人を見つけた時、
相手がWechatアカウントを持っていれば、
この機能で探して、繋がることができます。
 
 

(13)場所を共有する

自分のGPS情報から
現在地を友達に送ることができます。
例えば道に迷った時には、
今いる場所から目的地までの道順を
教えてもらうこともできるでしょう。
 
 

(14)他のSNSでシェアする

友達がおもしろい写真や動画、
記事、ニュースなどをシェアしていたら、
それをFacebookやLinkedin、
他の中国アプリやメールで
シェアすることができます。
 
 

(15)チャット通知をオフにする

通知をミュートしたければ、
以下の手順で通知を無効にしましょう。
 
 1)チャット画面上部の
インフォメーションアイコンを押す
 2)通知設定をミュートにする
 
企業がWechatを使う場合は、
毎日大量のメッセージが届くため、
通知をミュートしておくことをオススメします。
 
 

(16)通知のタイミングを設定する

Wechatの通知を受け取るタイミングを
設定することもできます。
開始時間と停止時間を決められるので、
例えば会社にいる間は通知を無効にしたり、
眠っている間は無効にしたりできます。
 
 

(17)お年玉・お祝い金

中国ではお正月や誕生日などに
赤い袋に入れたお年玉(red envelope)を
渡す文化があります。
 
友達や親せきに送金する代わりに、
お年玉やお祝い金をWechatで
送ることができます。
 
 

(18)ファイルを送信する

10MB以下のファイルであれば、
自分のコンピューターからモバイル端末に
ファイルを移送することができます。
 
 

Wechatオフィシャルアカウントの種類

 

販促のためにWechat(Weixin)を
活用する企業や組織は、
オフィシャルアカウントを開設しましょう。
 
企業アカウントは誰でもフォローできて、
プッシュ通知を受け取ることができます。
 
企業アカウントページの
一番下にあるメニューからは、
商品を販売する外部ECサイトに
リンクすることもできます。
 
Wechatでフォロワーを獲得すれば、
顧客や見込み顧客に対して
効果的に働きかけることができ、
商品購入につなげられます。
 
Wechat(Weixin)のオフィシャルアカウントには、
「サービスアカウント」
「サブスクリプションアカウント」
の2種類があります。
 

アカウントは一度作成すると
タイプの変更ができないので、
要注意です。
 
アカウント作成前に
2つのアカウントの性質について
理解しておきましょう。
 
 

(1)サービスアカウント

サービスアカウントの配信は
友達リストと同列で表示されるので、
マーケティング目的に使うのに適しています。
配信は月に4回まで。
一見少なく感じるかもしれませんが、
月4回のプロモーション情報の配信は
ユーザーにとって十分な情報量です。
 
 

(2)サブスクリプションアカウント

毎日1回配信できるアカウントです。
配信は「サブスクリプションフォルダ」に
入ってしまうため、
ユーザーが情報を取得するためには
フォルダを開く必要があります。
 
毎日配信できるという点では
マーケティング活動に適しているでしょう。
 
 
 

Wechatオフィシャルアカウントの取得方法

 
Wechat(Weixin)アカウントを取得するためには、
必要な書類をそろえ、
細かい質問事項に答える必要があります。
 
アカウント取得にハードルを設けているのは、
Wechatをビジネスにおいて信頼できる
プラットフォームとして維持し、
ユーザーにとってより心地よいものに
するためでもあります。
 
 

アカウント取得の流れ

取得申請に必要な書類やデータをそろえたら、
登録の手続きに入ります。
登録手続きはすべて中国語です。
 
 1)メールアドレスを登録する
 2)確認メールを受け取り、その後の手続きを再開
 3)アカウントタイプを2種類の中から選ぶ
 
 

海外企業がWechatアカウントを取得できるか?

Weixin(Wechat)のオフィシャルアカウントを
開設する際の最も大きな壁は、
中国でのビジネスライセンスが必要なため、
海外企業によるアカウント取得が
基本的にはできない事です。
ただし、全く出来ないわけではなく、
一定の条件を満たせば開設可能です。
 
 
 

Wechatを絡めてEC運営をする際の2つの方法

 

(1)独自のECサイトを構築する

1つ目の方法としては、
独自のECサイトを構築して、
API機能を使って、
Wechat(Weixin)と連携させる方法です。
 
ただしこの方法の場合、
費用がかかることと、
高度な知識を要するため、
Wechatのシステムに精通した
エンジニアが担当する必要があります。
 
もし社内に精通した人材がいない場合は、
外部の広告代理店や制作会社に
委託するのが良いでしょう。
 
 

(2)Wechatのショッププラットフォームを利用する

手軽にオンラインストアを構築したいのなら、
Wechat(Weixin)のプラットフォームを
そのまま利用する方法もあります。
 
Wechatの規制に沿ったテンプレートになっており、
自社でのカスタマイズは制限されています。
 
 
 

Wechatを使ってお客様を増やす5つのステップ

 
Wechat(Weixin)マーケティングの
基本的なステップをご紹介します。

 

(1)アカウント取得

Wechatの公式チームによって設計された
www.Fengling.meというツールを使えば、
サブスクリプションアカウントを取得するための
権限を持つことができます。
 
サブスクリプションアカウントと
ECストアをリンクしておくことで、
顧客が商品を買いたいと思った時に、
購入ページへ移動することができます。
ただし中国以外でつくられたブランドページは
対象外なので注意しましょう。

新しい顧客を引き付けるために、
さまざまな切り口で
ブランドや商品に関する情報を
配信していきましょう。
 
 
 

(2)コンテンツ更新

商品販売や広告以外で顧客を
引き付けるための方法としては、
セール情報の配信などがあります。
 
例えばお店のオーナーが
Wechatを利用するとしたら、
プロモーションキャンペーンやセール情報の
配信ができるでしょう。
 
最新のプロモーション情報を知るためには、
ユーザー側はそのお店のページを
フォローしておく必要があります。
 
顧客が頻繁にチェックしてくれるよう、
限られたエリアで
1時間程度の短い間だけ実施するような
キャンペーン情報を配信する事例もあります。
 
 

(3)広告出稿

インプレッション単価(CPM)や
クリック単価(CPC)で
広告を掲載して、
トラフィックを獲得します。
モーメンツ広告等、
複数の広告メニューがあります。
 
 

(4)KOL(インフルエンサー)活用

影響力のあるWechatブロガーを活用して、
ブランドの認知度を上げる方法です。
KOLはブランドに関する記事を書いたり、
別テーマで書いた記事に
バナーを掲載したりすることができます。
 
 

(5)口コミ

プレゼントキャンペーンや
Wechat限定商品発売キャンペーン等
インフルエンサーだけでなく
一般ユーザーにシェアされやすい
キャンペーンを実施し、
トラフィックを獲得します。
 
口コミやシェアが広がることで、
ユーザーの友達、そのまた友達と拡散されていき
購買につながるかもしれません。
 
 
 

Wechatでのプロモーションや販売に適したコンテンツ

 
Wechat(Weixin)ユーザーに効果的な
コンテンツのアプローチをご紹介します。
ここでは、テキスト/画像/動画、
それぞれのコンテンツが
どうあるべきなのか言及します。
 

テキストコンテンツ

約50%のユーザーは
テキストメッセージや記事を好んでいるので、
商品やサービスに関する情報量の多い有益な記事を
配信する必要もあります。
 
長い記事を好むユーザーは
22%しかいませんが、
熱心な顧客にとっては有益です。
 
 

画像コンテンツ

Wechat(Weixin)では、
画像を使ったコンテンツが最も人気です。
50%以上のユーザーが
他のコンテンツよりも画像を好みます。
セールやキャンペーンの情報、
クーポン等は
画像で配信するのが良いでしょう。
 
 

動画コンテンツ

長い動画だとユーザーが飽きて離脱しやすいため、
30秒以内の長さにすることをオススメします。
45%ものユーザーがショート動画を好むので、
いくつかストックしておくのが良いでしょう。
 
 

さいごに

 
Wechat(Weixin)を活用すれば、
ターゲットセグメントに対して
低コストで迅速にアプローチできます。
 
今回ご紹介したテクニックを使うことで、
多くのユーザーを惹きつけ、
中国におけるECストアの
販売を促進できることでしょう。
 
 
 

ADKによる中国市場ウェブマーケティングサービスについて

 

ADKでは、中国市場における
ウェブマーケティングサービスを提供しております。
ご興味のある方は、
お問合せフォームよりお問い合わせ頂けると幸甚です。

   

参考記事はこちら
WECHAT E-COMMERCE GUIDE

「この記事はmarketingtochina.comの許諾を得て編集/翻訳(抄訳)/執筆しています。」

 

・本記事は情報提供を目的として株式会社アサツーディ・ケイ
 (以下「弊社」といいます。)
 が作成した記事であり、特定の金融商品の推奨
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