グローバルマーケティング(テクノロジー&広告)のニュースに特化したニュースサービスサイト(βversion)


【2017年版】国慶節におけるインバウンド対応まとめ(訪日中国人向け)

2017.09.15
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima

はじめに

 
中国の大型連休は年に2回あります。
2月の春節と10月の国慶節ですが、
その国慶節が目前に迫ってきました。
過去の国慶節の訪日中国人の行動を振り返り、
今年の動向を探ってみましょう。
 
 
 

中国の国慶節とは

 
中国の国慶節とは、
中華人民共和国の建国を祝う日で
今年は中秋節と重なるため、
10月1日から8日までの8連休になります。
 
毎年、国慶節の期間には中国人の大移動があり
国民の半数近くが国内外を旅行します。
この期間に訪日する中国人旅行者も多く
日本での消費が期待されています。

 
 
 

過去の国慶節インバウンドを振り返る

 
数年前までは、
国慶節の期間に訪日する中国人旅行者の
最大の目的は爆買いでした。
 
その結果、
2015年には流行語大賞にも選ばれましたが、
爆買いが衰退したと言われる
今年の国慶節はどうなるのでしょう!
 
そこで、
過去の国慶節期間に訪日した中国人旅行者の
状況を振り返ってみます。
 

2013年から2016年国慶節期間の訪日中国人数の状況

2013年から2016年の月別訪日中国人数で、
国慶節がある10月の状況は
次のようになっています。
 
【10月の訪日中国人数推移】
年度   訪日中国人数 月別順位
2013年  121,335人    4位
2014年  223,214人    4位 
2015年  445,562人    5位 
2016年  506,159人    7位 
 
国慶節がある10月の訪日中国人数は、
2013年から2015年までは年々倍増し、
月別の訪日数順位も上位にあります。
 
2016年は前年比14%増で順位も7位でしたが、
4位の9月とは大差がありませんでした。
このことから、毎年国慶節期間には
多くの中国人が訪日していることが分かります。
 
月別ランキングの1位は
7月と8月が独占していますが
これは、学校の卒業式が6月で、
7月と8月が夏休みになり、
学生の卒業旅行や、
家族連れの旅行が増えるためと考えられます。
 

NewsPicks_button_01

 

2017年 国慶節期間の中国人の動向予測

 

中国メディアの国慶節動向予測

 
今年も国慶節期間の中国人旅行動向予測を、
中国の各メディアが発表していますが、
その内容は
国慶節期間内の中国国内旅行者は6億人、
海外へは600万人が旅行するだろうと伝えています。
 
海外に旅行する人たちの人気旅行先は
1位 タイ
2位 日本
3位 アメリカ
以下、シンガポール、オーストラリア、カナダ、
ベトナム、イタリア、ロシア、マレーシア
の順番になっています。
 
日本は2位ですが、
1位のタイと大きな差はないと見込まれていて、
昨年の10月の訪日中国人数 
約50万人を超えると予想されています。
 
 

中国の新聞(日本版)が伝えた情報

 
華字紙・日本新華僑報は、
国慶節で訪日する中国人観光客の
受け入れに備える日本の動きを伝えました。
 
それによると、
訪日中国人客は昨年を上回る見込みで
地方自治体は誘客に向け様々なPR活動を展開し
中国人に人気のドラッグストアなどの
小売店や観光地は、
外国人に対応できるスタッフの確保を
積極化していると報道しました。
 
さらに、
中国の電子決済システムを導入する店舗の増加や
デパートの優待券を紹介し、
「私も国慶節には日本に行きます」と語る
中国人の声も伝えました。
 
 
 

国慶節インバウンド 日本の対応例 「中部国際空港」

 
国慶節に訪日する中国人旅行者を誘客する対策は、
地方自治体、商業施設、観光地などで、
それぞれの経験とノウハウを織り込んで
取り組んでいます。
 
一例として、中部空港が
今年の国慶節に訪日する中国人旅行者を
ターゲットにして取り組んでいる
活動を紹介します。
 

「WeChat」で、ターミナルビルの店舗情報提供を開始

 
中部国際空港(セントレア)は、
中国人旅行者の利便性向上を目的にした活動に
取り組み中です。
 
具体的には、
中国のメッセージアプリ
「WeChat(微信)」を使って、
空港のターミナルビルにある
店舗情報の提供を開始しました。

 
提供期間は
国慶節を含んだ9月1日から11月30日までで
その内容は、
ターミナルビルの飲食店や小売店など31店舗と
制限エリア内の免税店が、
商品やメニュー情報をクーポンと合わせて提供し、
中国人客へのサービス向上を図ります。
 
セントレアでは、今年の国慶節のため、
昨年、実証実験を行い準備してきました。
WeChatは、中国国内で最大シェアを誇るアプリで
セントレアでのサービス提供による成果が
期待されています。
 

訪日外国人向け無料SIMカード提供開始

 
WAmazing (ワメイジング)は、
セントレアにおいて、
訪日外国人に
無料SIMカードを提供するサービスを
9月1日から開始しました。
 
このサービスは訪日外国人旅行者を対象にした
スマホ向けのアプリサービスです。
訪日客はセントレアに到着したら、
無料SIMカードを受取りスマホに装着すれば
無料で15日間インターネットを使えます。
このサービスは国内では、
成田空港に次いで2番目になります。
 
 
 

まとめ

 
多くの中国人が訪日する国慶節が
すぐそこにに迫ってきました。
 
日本中の観光地、飲食店、
宿泊施設商業施設などが
期待を膨らませて受け入れ準備を進めています。
 
しかし、昨年の国慶節あたりから
訪日中国人の行動に変化が見られるようになり、
受け入れる側は、その変化に対応した
インバウンド対策に取り組んできました。
 
訪日中国人の行動は多様化していますが、
彼らが
日本で快適に便利に行動できるような
環境づくりを重点に
官民が連携して進めてきました。
 
今年の国慶節に訪日する中国人旅行者は、
『モノ消費』と『コト消費』の
2種類に分かれるとも言われています。

 
予算の多くをショッピングに費やす
『モノ消費』の人たちと
食事等日本で質の高い体験
『コト消費』を楽しむ人たちです。
 
今後のインバウンド対策を考えるために
今年の国慶節における訪日中国人旅行者の行動に
注目したいものです。

ちなみに、
訪日中国人向けのインバウンドマーケティングでは、
今回取り上げた国慶節や春節等のイベントを意識した上での
キャンペーン設計が必要になります。

 
 
 

ADKによる中国市場ウェブマーケティングサービスについて

 

ADKでは、中国市場における
ウェブマーケティングサービスを提供しております。
ご興味のある方は、
お問合せフォームよりお問い合わせ頂けると幸甚です。

   

・本記事は情報提供を目的として株式会社アサツーディ・ケイ
 (以下「弊社」といいます。)
 が作成した記事であり、特定の金融商品の推奨
 (有価証券の取得の勧誘)
 を目的とするものではありません。
・本記事は、弊社が信頼できると判断した情報等に
 基づいて作成されていますが、弊社がその正確性・完全性を
 保証するものではありません。
・本記事に記載された過去のデータは、将来の結果を示唆あるいは
 保証するものではありません。
・本記事に記載された見解は情報提供を
 目的とするものであり、いかなる投資助言を提供するものではなく、
 また個別銘柄の購入/売却/保有等を推奨するものでもありません。
・記載された見解は記事作成時点のものであり、
 将来予告なしに変更する場合があります。


 
 
NewsPicks_button_01

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

Global Marketing Laboの更新通知を受け取る

当サイトの記事を1週間に1通のペースで更新情報や新着記事情報をお届けします。
下記のフォームにメールアドレスを入力してください。

更新通知を受け取る

当サイトの記事を1週間に1通のペースで更新情報や新着記事情報をお届けします。
下記のフォームにメールアドレスを入力してください。

▲ページTOPに戻る