グローバルマーケティング(テクノロジー&広告)のニュースに特化したニュースサービスサイト(βversion)


Made in Japanでも中国市場参入は容易でない

2017.10.20
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima

はじめに

 
訪日中国人観光客による爆買いは
日本ブランドを求めてのものです。
しかしこの爆買いも既に収まりつつあり、
「買いに来てもらう」から
「売りに行く」というスタンスに変えて
中国市場に挑むやり方も
選択肢の一つです。
 
中国ビジネスは今よりも越境EC
の重要性が高まると予想されます。
日本ブランド人気が健在なうちに
中国ビジネスへ参入する日本企業は
これからも増えるものと思われます。
 
そこで中国人の購買力と日本ブランド
そして中国ビジネス参入事情に
スポットを当ててみます。
 
 
 

企業の海外進出と越境EC

 

Webマーケティングで海外展開

 
企業の海外進出といえば
昔は、大きな企業が
海外に製造・販売拠点を設けるイメージが
強かったのですが、
インターネットの普及に伴い
Webマーケティングが盛んになり
海外市場への展開も可能になりました。
 
 

越境ECのメリットと課題

 
越境ECとは
自国内向けのサイトではなく
外国語のサイトを設けて
積極的に海外の消費者に販売する形態を
越境ECと呼びます。
 
そのため、ECサイトを運営する企業側は
海外に直接出店する
リスクやコストの軽減につながり、
かつ商圏が広くなるため
初期投資額を抑えながら海外進出を狙えます。
 
そして中国のEC市場の拡大に伴い、
越境ECは
中国向けのECサイトや
モール出展をも意味するようになりました。
 
しかし、中国への越境EC展開には
どんなに大きくて立派な企業であっても
中国の国民性を理解していなければ
“勝ち組”にはなれないでしょう。
 
 
 

安全の象徴“日本ブランド”

 
尖閣諸島問題に端を発した
中国の日本製品ボイコット運動は
様々な日本企業に大きな影響を与えました。
しかし食品やトイレタリー製品の分野だけは
あまり影響を受けなかったといいます。
 
 

信頼の日本ブランド

 
中国では、
大気汚染という大きな問題を抱えているため、
日本の家電メーカーの
高品質な空気清浄機が売れているのです。
 
口にするもの、
肌に触れたり塗ったりするもの、
そして空気清浄機と、
健康面の安全を求めているのが明らかで、
その安全が日本ブランドなのです。
 
 

 
 
 

中国人の購買力と現実主義

 

世界の購買力NO1の中国

 
グローバルノートが
“世界銀行グループ”のデータを基に発表した
2016年の
「世界の購買力平価GNI(国民総所得)
国別ランキング」(7月20日更新)では
189カ国中
 
1位 中国   21,366,057百万US$、
2位 アメリカ 18,749,688百万US$、
3位 インド   8,594,226百万US$、
4位 日本    5,443,843百万US$
 
と中国が日本の4倍であることが分かります。
 

2016年における中国人観光客の国外消費額は
約28兆4900億円に上り、
中国人観光客の国外消費額は
今も他の国を圧倒して
5年連続で消費額最多となっています。
 
これらの数字は爆買いの背景を
象徴しているのではないでしょうか。
 
 

中国人の現実主義

 
今や中国の人が
少しでも安いコピー商品から
本物志向へと変化しているのは、
政府の動きがもたらす国民感情?とは裏腹に
食の安全やモノの品質に対する意識が
正直に現れている結果ではないでしょうか。
これが中国人の現実主義の現れです。
 
 
 

マーケティングリサーチは欠かせない

 

日本ブランドも安泰ではない!

 
日本製品の品質・信頼性が
中国のモノよりも勝るということで
「Made in Japan」が
人気となっているようですが、
果たしていつまで
このブランド力を維持できるでしょうか。
 
中国人は現実的です。
日本のモノよりも良いモノを手にすれば
直ぐに口コミで広がり
日本ブランド人気が
下火になる恐れも無くはありません。
 
 

立派な広告より口コミが大事!

 
多くの欧米企業は
販売促進のために
長期間ひたすら広告を流し続けて
広告にかかる費用は
日本企業とは大きな差があります。
 
これは、知名度を上げ
浸透させるための手段なのです。
しかし中国では
どんなに立派な広告よりも
口コミが重要視されています。
 
 

マーケティング・リサーチは欠かせない!

 
したがって中国で
「Made in Japan」が
グローバルブランドである間に
如何に中国人の目に留まり
試してもらえるかが第一関門です。
 
先ずは一度手にしてもらい
良いモノと分かれば
口コミで広まってくれますから、
そのためにも本当の意味で中国を知り
ニーズをキャッチして
広報に結びつけなければなりません。
 
すなわち越境ECで
的確なマーケティングを展開するためには
マーケティングリサーチは欠かせません。
 
しかもマーケティングリサーチといっても
ただ消費動向をリサーチすれば良いわけではなく、
先読みして
中国人の的を射るためのリサーチが必要ですが
企業独自で
中国人相手にこのようなリサーチをするのは
至難の業と言えるかもしれません。
 
 
 

中国ビジネス参入のカギは“仮称CCP”

 

コネや人脈を上手に使え!

 
中国人と
直ぐに仲良くなる方法が有るとすれば
それは“コネや人脈”です。
 
コネ(コネクション)や人脈というと
悪い側面として社会問題化している
政治腐敗などを思いがちです。
 
しかし、視点を変えれば
コネや人脈を利用して
パフォーマンスを発揮するのは
合理的で、
「Give and Take」を重視する
中国人の気質に合っているといえます。
 
すなわち、中国人に取り継ぐためには
コネを使った方が
中国人には話が早く、
しかも初対面のような
他人行儀なことも少なく済みます。
 
礼儀は必要ですが
日本流で丁寧な挨拶から始まると
相手もかしこまってしまい、
かえって警戒心を持たれることにもなり、
なかなか本音の話には入れなくなります。
 
 

CCP(コネクションパートナー)が鍵になる!

 
これはビジネスにおいても云える事で
中国ビジネスに参入しようと思えば
それなりのコネが有れば有利といえます。
 
「中国に精通しコネを持った仲介者」
すなわちコネクションパートナー
とりわけ「Chinese Connection Partner」
“CCP”とでも名付けましょうか。
 
このCCPに恵まれるか否かで
中国ビジネス参入の
明暗を分けると言っても過言ではありません。
 
 
 

最後に

 
中国への越境ECを展開しようとする企業が
独自にホームページを立ち上げても
HITするまでにどれだけの時間を要し、
どれだけの成功率があるでしょうか。
 
「Made in Japan」だから
買ってもらえるだろうという気持ちで居たら
“負け組”になってしまいます。
 
的確なマーケティングリサーチ
そして、中国と密接に関われるキーパーソン
すなわち中国固有の難しさに対応できる
前述の“仮称CCP”というパートナーを
得ることがカギを握ります。
 
 
 

ADKによる中国市場ウェブマーケティングサービスについて

 

ADKでは、中国市場における
ウェブマーケティングサービスを提供しております。
ご興味のある方は、
お問合せフォームよりお問い合わせ頂けると幸甚です。

   

・本記事は情報提供を目的として株式会社アサツーディ・ケイ
 (以下「弊社」といいます。)
 が作成した記事であり、特定の金融商品の推奨
 (有価証券の取得の勧誘)
 を目的とするものではありません。
・本記事は、弊社が信頼できると判断した情報等に
 基づいて作成されていますが、弊社がその正確性・完全性を
 保証するものではありません。
・本記事に記載された過去のデータは、将来の結果を示唆あるいは
 保証するものではありません。
・本記事に記載された見解は情報提供を
 目的とするものであり、いかなる投資助言を提供するものではなく、
 また個別銘柄の購入/売却/保有等を推奨するものでもありません。
・記載された見解は記事作成時点のものであり、
 将来予告なしに変更する場合があります。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

Global Marketing Laboの更新通知を受け取る

当サイトの記事を1週間に1通のペースで更新情報や新着記事情報をお届けします。
下記のフォームにメールアドレスを入力してください。

更新通知を受け取る

当サイトの記事を1週間に1通のペースで更新情報や新着記事情報をお届けします。
下記のフォームにメールアドレスを入力してください。

▲ページTOPに戻る