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中国人爆買いの未来が、バブル期の日本人から見える!

2017.10.23
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima

はじめに

 
爆買いをする中国人の行動は
バブル期の日本人と重なるところがあります。
 
バブル期の日本人が海外でとった行動と
その後の足取りを思い出せば
爆買い後の中国人の未来が見えてきそうです。
 

東京銀座の路上に
大型バスが続々と停車すると、
大勢の中国人観光客が下車して、
ガイドの後について
ぞろぞろと、大型免税店に入っていきます。
 
一方、福岡県の博多港には
約5000人の中国人旅行客を乗せた
クルーズ船が停泊し、
下船した中国人が
120台の観光バスに乗り込み
ショッピングセンターに向かいます。
 
彼らは
免税店やショッピングセンターに着くと、
ブランド品や家電などを爆買いして、
満足そうな顔をしながらも
少し疲れた表情でバスに戻ってきました。
 
この中国人の爆買いは以前の日本人の姿と重なります。
 
 
 

80年代バブル期の日本人による爆買い!

 

日本人の海外旅行 草創期

 
日本人が
海外に自由に行けるようになったのは、
1964年東京オリンピックが開催された年です。
翌1965年には
日本初の海外パックツアー
「ジャルパック」が発売されます。
 
それでも、海外に行く人はまだ少数で、
海外出張などに行く人には、
友人知人が
大勢で空港まで行って
万歳三唱をして見送ったものでした。
 
 

海外旅行バブル期

 
1970年代には、
かの有名な「農協ツアー」が登場します。
当時の日本人旅行客は
海外でのマナーを知らず
日本国内を旅行する感覚のまま、
海外で行動をする日本人が多く見られました。
 
1980年代後半のバブル期になると
格安航空券の流通拡大も相まって、
海外に行く人は激増しました。
 
そんな日本人の
海外旅行での行動が
問題視されることになります。
 
円高やバブル景気の後押しから、
海外で爆買いする日本人の姿が
見られるようになってきました。
 
彼らに人気が髙かったのは、
宝石や高級時計などの免税品で、
陳列棚に並ぶ商品を
プレート丸ごと買う姿も見られました。
 
 
 

欧米人から冷たい目で見られていた日本人

 
バブル期は続き
海外に行く日本人はさらに増え続け、
欧米人にとって
目に余る行動も散見されるようになり、
日本人が、
冷たい目で見られるようになります。
 
パリにあるルイヴィトンの店では、
日本人のマナーの悪さが原因で、
店頭での整列や
入場制限が行われるようになりました。
 
エルメスでは、
スカーフを
カウンターに山のように積み上げ物色して、
まるでスーパーで買い物をする感覚だ!」と、
ひんしゅくを買います。
 
日本人旅行者は怖くて外出ができず
ホテルの部屋で夜通し酒盛りをしたり、
朝早くから
ステテコ姿で廊下をうろうろしたり、
まるで修学旅行のような有様でした。

 
 
 

まるで日本人の後を追うかのような中国人

 
中国人の
海外団体旅行が解禁されたのは1997年で、
日本人の海外渡航制限が解除された
1964年の33年後になりますが、
その後の中国人は、
日本人の後を追うかのような行動をとりました。
 
為替レートで
元に対して円が安くなり、
中国のGDPは上昇を続け
国民の所得もアップし、
中間層が増えて
海外旅行に行く人も増加しました。
 
中国人の海外旅行者数は、
1998年には840万人でしたが、
2014年には1億人を突破し
さらに増え続けています。
 
アメリカの調査会社の予測では
中国人海外旅行者は
2020年までに
2億3千万人になると言われています。
 
海外旅行での中国人の行動は、
まるでバブル期の日本人の行動を倣うかのように
免税店に列をなし、
ブランド品や高級品を爆買いし、
またマナーについても
バブル期の日本人同様に指摘されています。
 
 
 

日本人が中国人を理解したら未来が見えてくる

 
日本人は
バブル期に自分たちがとった
海外での行動を思い起こし、
今同じような行動をする中国人に理解を示し
受け入れていけば
未来の形が見えてくると思います。
 
 

日本人は「心の豊かさ」へ、中国人は「コト体験」へ

 
日本人は
バブル期が終焉すると
「モノの豊かさ」から
「心の豊かさ」を重視するようになり、
海外での行動も変わってきました。
 
中国人はどのように変わるのでしょう。
最近の傾向では
「モノ体験」から「コト体験」へと移行しており、
団体旅行から
個人旅行に変化しつつあります。
 
中国は
人口が日本の10倍近くあり、
すべてが日本と同じ変化になるとは限りません。
 
爆買いは中国の長期連休などには
日本で見られると思いますが、
心の豊かさを求める、「コト体験」への移行は
確実に進むことと予想されます。
 
 
 

まとめ

 
訪日中国人が増え続ける理由は、
日本には
中国にはない「モノ」「コト」があるからで、
それを求めて日本を訪れています。
 
初めて訪日する中国人は
「日本は、街が清潔で綺麗、
店もたくさんあり、
日本の物は上質で安心して買え、
魅力的な物にあふれている」と聞いて
日本に来ます。
 
そして、一度日本に来た中国人は
聴いていたことが現実だと知り、
再び日本にやってきます。
 
このようにリピーターが増えることで、
中国人の日本での行動も
いい方向に変化することでしょう。
 
 
 

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