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【2017年国慶節まとめレポート】 2017年に見られた、訪日中国人の新しい行動傾向

2017.11.20
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima


 

はじめに

 
2017年の国慶節期間の連休は
10月1日から8日までの8連休で
例年より1日長く、
海外へ出かけた人も増えたようです。
 
国慶節期間中に訪日する中国人旅行者は
2015年は40万人超で
2016年は50万人を超え
2017年はさらに増えると予想されています。
 
今年の国慶節に訪日した
中国人旅行者の動向を調べてみました。
 
中国のポータルサイト・今日頭条で
国慶節休暇に日本に旅行に行った
中国人の消費額を伝える記事が掲載されました。
国慶節に訪日する中国人旅行者は
毎年、上昇を続けており
今年もさらに増えると予想されています。
 
 
 

2017年の国慶節に向けた日本側の準備

 
国慶節期間の訪日中国人集客のために
日本側も準備を進めてきました。
 

福岡市の場合

 
福岡市では
10月1日から
ショッピングフェスティバルを開催するにあたり
事前にそのPRを上海で開催しました。

北海道や宮城県は
観光PRビデオを製作し
訪日中国人旅行者の呼び込み活動を実施しました。
 
 

商店の場合

 
ドラッグストアなどでは
中国人旅行者の利便性向上を狙って
中国人留学生を雇い中国語環境を整備しました。
また、多くの商店は
中国の電子決済を導入して
訪日中国人の買物環境を充実しました。
 
これらの活動の結果
最新の統計によると
国慶節期間中に
訪日中国人旅行者が消費した金額は
1000億円を越えると言われています。
 
消費の内訳について訪日中国人は
70%の人が買物と答え
観光の消費額は30%でした。
 
 
 

爆買いの対象が変化していた!

 

爆買いの対象は折り畳み傘に!

 
2017年10月7日
人民日報の海外版は
「日本に旅行に行った中国人の爆買い対象が
折り畳み傘になった」と伝えました。
 
記事によると
国慶節の長期休暇に
海外に出かけた中国人は約600万人で
行き先として日本は2番人気となり
日本各地で中国人旅行者を見かけたと伝えました。
 
買物については、
「かっての爆買いは影を潜めたが、
中国人に人気の商品があり
それが「折り畳み傘」だ」とのことでした。
 
一例として
訪日中国人に人気の店
「銀座タカゲン」の折り畳み傘が中国人に好評で
店員は「昨年あたりから中国人の来店が増加し
今年は折り畳み傘の販売が
昨年に比べ20%ほどアップした」
と話しています。
 
「中でも高額な折り畳み傘が良く売れたため
売上額は昨年の10倍になる」とのことです。
 
 

折り畳み傘メーカーの見方

 
傘メーカーWorld Party社によると
「折り畳み傘の売り上げは年々増えていて
2015年は32億円
2016年は38億円
と6億円も増加し、その理由は
訪日外国人の購入が増えたためだ」と話しました。
 
World Party社は
「国内市場が縮小する中
中国市場を重視していく必要がある」
と語っています。
 
 
 

2017年国慶節期間中のSNSによる訪日中国人の行動解析

 
訪日中国人旅行者は
団体ツアーから個人旅行へ移行し
地方へ拡散する傾向にあります。
 
今年の国慶節期間中も北海道や
九州に行った中国人旅行者の行動を
SNSで解析した報告があります。
 
 

九州に行った中国人旅行者の動向

 
Aさんは
10月1日に来日し4日間滞在しました。
空路で福岡に到着し、
大分⇒熊本⇒鹿児島の順で九州を周遊して
大阪に向かいました。
 
大分では別府で温泉を楽しみ
熊本でSLを体験し、酒蔵を見学しました。
鹿児島では桜島を観光し郷土料理を
味わっています。
大阪ではコンビニで食料品を買っています。
 
 

大阪市内を旅行した中国人旅行者の動向

 
Bさんは
10月5日から2日間大阪に滞在しました。
食事は
大阪名物の「お好み焼き」や「たこ焼き」でなく
夕飯には洋食を食べ、コンビニで買った
食事も高い評価をしています。
 
BさんはUSJのハロウィンイベントに参加、
ホテルから見える夜景も気にいったようです。
 
 

中国人のSNS投稿から見える欲求

 
国慶節期間中のSNS投稿は1.5倍に増え
訪日中国人の増加が伺えます。
 
投稿内容は
観光スポットや飲食の画像が多く、
体験や飲食などの「コト消費」が
目立っています。
 
買物では
ご当地商品を購入していて
地域の特産品の販促効果が期待できます。
 
ハロウィンイベント
などの期間限定イベントにも参加しており
PRすれば集客ができそうです。
ホテルから見える夜景に感動しており
宣伝する価値があります。
 
 
 

訪日中国人の不満

 
訪日中国人旅行者が増え
消費額もアップしていいことずくめのようですが
訪日中国人には不満もあるようです。
 
 

国慶節に訪日した中国人記者の目

 
2017年10月5日
今年の国慶節期間中に訪日した
中国のITメディア雷科技の記者が見た
日本の状況を伝えました。
 
それによると
日本のモバイル関連サービスは
中国より遅れているとのことです。
 
記者は
国慶節期間中に訪日し
中国人が日常的に使用している
アプリやモバイルサービスが
日本で普及してないことを知りました。
 
「日本の電車やバスなどは便利だが
タクシーは不便で、
中国ならスマホアプリで手配できるが、
日本では普及してない」
「また、中国の街中では普通に見かける
シェア自転車も見られなかった」
 
「中国なら深夜にスマホで出前を頼めるが
日本ではできなかった」
「また支払い面でも
クレジットカードが使えない店があったり
中国では普及しているモバイル決済は
ごく一部の店でしか使用できない」
 
以上のように、中国と比較した日本の不便な点を挙げ
「中国のネット関連産業は
世界でも強い競争力を持っており
これからは他国が中国を追いかける時代だ」
と結んでいます。
 
 
 

まとめ

 
今年の国慶節期間中も
多くの中国人旅行者が訪日しましたが
その行動には今までとは違う変化が
見られました。
 
また、SNSによる訪日中国人の
移動経路や投稿画像から
中国人が求める姿が見えてきます。
 
現状の日本の環境に満足しない
中国人の声もあります、
 
今年の国慶節期間中の訪日中国人の
行動を解析し、不満や要望を調査して
あるべき姿に近づけることが
これからの中国人集客に繋がることでしょう。
 
 
 

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