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レジなし店舗 ” Amazon Go” インドで営業開始

2017.12.15
Category: 翻訳記事
執筆者/編集担当者: nakajima


 

世界に広がるレジなし店舗

 

Amazon Goはシアトルから始まった

 
アマゾンは、
2016年末、シアトルに
レジなし店舗「Amazon Go」をオープンして
世界中から注目を浴びました。
 
自動化されたAmazon Goの食料品店は
現在も試行段階になっていますが、
無人店舗のバリエーションは
他の場所でも増えています。
 
 

中国では無人コンビニ

 
2017年夏、中国の新興企業のBingobox は、
上海に小規模な
無人コンビニを開設しました。
 
ここでは、顧客が
QRコードをスキャンしてドアを開き、
店内を歩いて回り、商品をスキャンして購入し
アプリで支払います。
 
店内にあるカメラが、
支払われたことを確認して
初めて商品を持ち出すことができます。
 
また様々な問題を整理するために
カスタマーサポートビデオを
利用することができます。
 
 

レジなし店舗はインドにも

 
無人店は、現在インドにおいて、
より大きな規模の店舗になっています。
 
主要なスーパーマーケットチェーンの一つ
ハイパーシティーは、
インド中南部、ハイデラバード市の2箇所に
レジなし店舗をオープンしました。
 
その店舗は完全に無人ではありません。
一部のカスタマーサポートスタッフと
フルフィルメントスタッフが
店舗内に常駐しますが、
彼らはレジ係ではありません。
 
 
 

レジなし店舗はPerpuleのアプリが有効です

 

レジなし店舗に有効なアプリ『perpule』

 
perpuleのシンプルさは、
Amazon Goのような
数少ないハイテクの店舗だけではなく、
さまざまな店舗への展開を可能にしています。
 
ハイパーシティーは、
バンガロールを拠点とする
新興企業のPerpuleが、
インドのいくつかの店舗で
数カ月間構築した
セルフチェックアウトアプリを試用しています。
 
顧客がアプリの使用を選択すると、
セルフのチェックアウトが利用可能となります。
 
 

インドのスーパーマーケット「ハイパーシティー」の進化

 
2017年10月にオープンした、
Perpuleを利用した
完全なレジなしの2店舗が
これを一歩さらに進化させました。

これらの新しい店舗は、
IT大手Infosysの
2つのハイデラバードキャンパスにあります。
 
新たな進化は、
店舗がレガシーシステムや
プロセスと統合するのではなく、
最初から
レジなしシステムを使用するのに役立ちます。
 
また、Infosysキャンパスの
技術に精通した人たちは、
オフラインでショッピングするための
モバイルアプリを採用しています。
 
このシステムは、以下のように動作します。
 
・ユーザーは、
あらゆる商品のバーコードをスキャンして、
製品の詳細、価格、お得な情報を確認できます。
 
・このアプリは、
セルフチェックができるように
複数のデジタル決済を選択でき、
また数種類のカードをサポートしています。
決済が終わると請求書を作成します。
 
・支払いを確認するために、
カメラおよびコンピュータービジョンと
結合された計量機は、
最大5つの項目をチェックすることができます。
 
大きなカートの場合は、
人間のドアマンが検証を行います。
 
3,000平方フィートのレジなし店舗は、
一般的な
ハイパーシティー・スーパーマーケットの
約10分の1の規模です。
 
主に食料品を調達していますが、
アパレルやコンビニエンスストア製品の
「スプラッシュセールス」が進行中です。
 
 
 

採用と収益化の挑戦

 

Perpuleの共同経営者たち

 
記者が今年の初めに、Perpuleの共同設立者
Abhinav Pathak氏と出会ったのは、
インドのベンチャー会社Kalaari Capitalの
シード資金調達部門であるKstartから
650,000米ドルを調達する直前でした。
 
Pathak氏は
国立工業技術研究所(Suratkal)を卒業し、
米国のGoldman Sachsで働き、
起業家になるための資金を蓄えました。
 
2人の共同設立者
Saketh BSV氏とYogesh Ghaturle氏は
インド工科大学マドラスの卒業生です。
 
Saketh氏はGoldman Sachsで、
Ghaturle氏は
インド南部にあるバンガロール市の
Samsung Research Instituteに勤務していました。
 
他の共同設立者のSathyanarayanan R氏は、
Perpuleに入社する前に
米国の航空宇宙技術会社にいました。
 
 

収益化への挑戦

 
近年の電子商取引の急速な成長にもかかわらず、
インドの小売売上高の95%以上を占める
オフライン小売業向けのTechは、
彼らにとって大きなチャンスのように思えました。
しかし、彼らはすぐに収益化に挑戦しました。
 
ハイパーシティーのCEO、Ramesh Menon氏は、
レジのカウンターで待ち行列をなくすため、
アプリの分析と顧客関与の可能性を指摘した
Perpuleのピッチが好きな人の一人でした。
 
それでも、Pathak氏によると、
アプリを従来の課金システムと在庫システムに
統合することは頭痛の種のようです。
 
そして店舗側は、
彼らが手数料を支払う前に
十分な牽引力と影響力を
見出したいと思っていました。
 
Perpuleをクリックしたことは、
店舗が使用していた
POSシステムの代わりとして提供しました。
これには、在庫管理と
統合されたチェックアウトシステムの構築、
すなわち販売した製品、交換品、新製品の
追跡が含まれていました。
 
Perpuleは
ハイパーシティーとは別に、
More、Spar、Big Bazaarなどの
大規模な小売チェーンにも提供しています。
 
ハイパーシティーのレジなし店舗では、
通常の店舗の2倍の収益を上げています。
また、500を超える1日の足取りが
Pathakに加わりました。
 
 
 

オンラインからオフライン

 

レジなし店舗がインドで進化中

 
PerpuleアプリはGPSを使用しており、
ユーザーに
最も近い店舗をサポートすることができます。
このアプリには、
ユーザーがオンラインで注文して、
その後で注文できる機能もあります。
 
ハイデラバードにある
完全なレジなしハイパーシティーストアは、
次の変曲点になる可能性があります。
 
間もなく2店舗が
ハイデラバードの技術的な前哨基地である
サイバーバッドにオープンします。
そのうちの1店舗は
Microsoftの広大なキャンパス内にあります。
 
ここでの価値提案は、
ブリック・アンド・モルタルの
小売店舗の開設と運営に関連する
実質的なIT設備投資と
オペレーションを廃止することです。
 
 

Perpuleアプリの凄さ!

 
Perpuleは在庫、支払い、
チェックアウトを担当しているため、
サーバ、UPSシステム、
請求カウンター端末が必要ですが
従来の店舗ITに必要な
高価なソフトウェアは不要です。
 
そして、大規模な店舗の立ち上げにかかる時間を
大幅に短縮できます。
Pathak氏は
SaaS(store as a Service )の一種と呼んでいます。
 
もう一つの発展は、
Perpuleがアパレル小売チェーン
Pantaloon and Shoppers Stopに参入することです。
これには方向転換が必要です。
 
「コンビニエンスストアと比較した場合の
基本的な違いは、
アパレルショップで
ウィンドウショッピングが100倍になることです」と
Pathak氏は説明します。
 
だから、Perpuleは
アパレル店で顧客の足取りを
保存することに注力しています。
 
時間はどこにありますか、何を見ていますか、
どれくらいの時間を費やしていますか?
これらの情報収集は、
地磁気技術を使用しています。
 
以前は店舗内のマップされたポイントが
今は、顧客が使うスマホの
磁気センサーによる位置追跡と照合されます。
これは屋内で動作しない
GPSの問題を克服しました。
 
さらに、これを発達させようとしています。
たとえば、Perpuleは
試着している服のバーコードを
ユーザーにスキャンするように指示します。
 
ユーザーがスキャンする10項目ごとに、
特別割引バウチャーが得られます。
これには双子の利点があります。
 
それは、ユーザーが購入の可能性を高める
より多くの服を試してインセンティブを与えます。
店舗にユーザーを魅了するものを、
後でオファーすることを促します。
 
Perpuleは
Amazon Goの、より軽いバリエーションです。
電子商取引の
巨大企業の試用版オフラインストアは
完全に自動化されています。
 
つまり、コンピュータービジョンを使用して、
店に入ってから物を棚から取り出し、
最終的なチェックアウトと検証まで
顧客を追跡します。
 
Pathak氏は、
Perpuleのシンプルさが、
Amazon Goのような
ハイテクの店舗だけではなく、
あらゆる店舗で展開することが
可能であると感じています。
 
Amazonがパブリック・ローンチを延期し、
2,000の同様な店舗をオープンする計画で
初期のメディア誇大宣伝を控え
少なくとも「将来の店舗」ではなく、
今のところPathak氏の
現実の見解を支持するのです。
 
 

Pathak氏が語るPerpuleの将来

 
記者は、セルフチェックアウト、
キャッシャーレスモデルの有効性を証明すると、
何が起こるかをPathak氏に尋ねました。
 
「AmazonやAlibabaのPaytmが
インドのオフライン店舗に似たようなサービスを
提供することを止めるものは何でしょうか」
 
最近のAmazon Indiaによる
Shoppers Stopの株式5%と
Amazon製品を扱う
「エクスペリエンスセンター」の計画への投資は
オフラインから
オンラインへの関心を示しています。
 
Pathak氏は、
今後の見通しについて心配しています。
 
「とてつもない技術力を持つ企業が、
我々がやっていることを好むなら、
彼らは最初からそれを構築し、
大きなオフライン小売店を
オンボーディングする代わりに、
私たちを買収するかもしれない」
 
「だからこそ、私たちにとっては
飛躍する可能性がある」と
彼は自信をもって話しました。
 
ハイパーシティーチェーンを
1億1000万ドルで買収した
Future Groupのような
インドの小売業大手企業は、
Amazonやその他の電子商取引市場での
大幅な割引を抑制するために
政府に訴え掛けています。
 
「彼らはAmazonを好きではありません」と
Pathak氏は言います。
「私たちはオフラインの小売業者と一緒にいて、
持ちつ持たれつの関係なのです」
 
 
 

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参考記事はこちら
Amazon Go-style cashier-less stores open up in India

「この記事はtechinasia.comの許諾を得て編集/翻訳(抄訳)/執筆しています。」

 

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