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中国で熱いライブコマースは効果大!

2018.01.16
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
2016年の中国で
新たなビジネスモデル「ライブコマース」が
誕生しました。
 
この年に生まれたライブアプリは
300本以上で
これまでの編集された動画ではなく
スマホを使って生中継し
その場で、視聴者の質問に答えたり
要望に対してアクションする方法が
人気を博しています。
 
 
 

ライブコマースとは

 
ライブコマースとは
有名人、KOL、一般ユーザーが
スマホでライブ配信をして
商品を売るECのことです。
 
ライブコマースが熱い中国では
2016年に、中国で最大級のECサイト
淘宝網(Taobao)が
ライブコマースのプラットフォーム
「淘宝直播」をスタートし
2時間で3億円を売り上げる
配信者も登場しました。
 
ライブアプリのユーザーは
3億人を超え
中国のネットユーザーの
半数に迫ろうとしています。
 
ライブコマースは
ライブアプリを
企業のマーケティングに活用する
ビジネスモデルになります。
 
例えば、ファッションショーのライブで
モデルが着ている服を
視聴者が買いたい場合
画面上の購入ボタンをタップすると
直接購入できます。
 
 
 

独身の日セールでライブコマースに熱狂!

 
中国のEC市場で最大のセール
「独身の日」ですが
2016年には
アリババが8時間にわたる生中継を実施し、
ベッカムなど世界的な有名人をゲストに招き
「今見る!今買う!」をテーマに
盛り上げました。
 
番組後半には
約8億5000万円の
お年玉クーポンをばらまき
視聴者を熱狂させました。
 
ライブ効果もあり
1日のアリババECサイトにおける売り上げは
約1兆9000億円に達しました。
 
 
 

芸能人やKOLもライブコマースに参加

 
米国トップクラスの化粧品会社
メイベリン ニューヨークは
Weibo(微博)で8千万超のフォロワーがいる
中国出身の女性ファッション モデル
アンジェラベイビーを使って
2時間で1万本の口紅を売り上げました。
 
また、あるKOLは
アパレルブランドを着て
細かい部分まで紹介し
強調したい部分を詳しく説明して盛り上げ
2時間で41万人の視聴者を集め
3億円を売り上げました。
 
視聴者が信頼するKOLが
実際に商品を使って
その良さを体感し、
それを自分の言葉で伝えることが
視聴者に支持されます。
 
文章や画像ではない
ライブによって伝わる情報量が
格段に増え熱量も感じるようになりました。
 
 
 

ライブコマースを越境ECやインバウンドにも活用

 

成長する越境EC

 
中国人消費者が
自国に居ながらネットで購入し
商品が自宅まで届く越境ECは
高品質な日本製品に憧れる中国人に支持され
市場規模は1兆円に上り
2019年には
2兆円に成長すると予測されています。
 
そんな越境ECで
ライブコマースの活用が注目されていますが
インバウンドでは
ライブコマースの効果が既に現れています、
 
 

インバウンド対策としてのライブコマース

 
2016年の訪日中国人は637万人で
日本での行動は
「モノ消費」から
「コト消費」へ変わったと言われています。
 
そんな体験型の中国人は
これまでは、観光地の情報を動画撮影して
中国の動画サイトやSNSで拡散していましたが
最近になって、
ライブコマースを活用した情報提供が
見られるようになっています。
 
KOLが
観光地や商業施設などに実際に行って
ライブで紹介し
リアルタイムにやり取りしながら
視聴者のニーズに応えて詳しく紹介する
双方向型動画コミュニケーションが
普及しつつあります。
 
 

インバウンド対策のライブコマース実例

 
【銀座の商業施設の例】
例えば、銀座の商業施設では
2017年8月に「ゆかたで銀ぶら2017」を
開催しました。
 
そこに中国人女性を参加させ
商業施設内の店舗で浴衣に着替え
LEDの美容機器を体験したり
アパレル店舗で、ライブを見ている
視聴者の好みを聞いて試着するなど
双方向型のライブを実施しました。
 
また、和太鼓を体験したり
館内のレストランでカニを食べたり、
バーバパパのグッズを購入して
視聴者にプレゼントするなど
3時間にわたって生中継しました。
 
ライブを見た視聴者からは
145万PV、いいね88万件、コメント数2800件が
寄せられ大きな反響がありました。
 
また配信直後から
ライブを見た中国人旅行者のグループが
レストランに入るなど
誘客に繋がりました。
 
【洋服の青山の場合】
この他にも、洋服の青山は
在日中国人カップルを招待し
ライブを実施しました。
 
青山のスタッフが
カップルにスーツやオフィススタイルの
選び方をアドバイスする企画で
中国語を話すスタッフが説明し、
店長がスーツに対するノウハウを
同時通訳で紹介すると
視聴者数が増加しました。
 
スタッフが
「スーツを買って「ライブを見た」と言った人は
割引します」と伝えると、
ライブ終了直後に
スマホを持った中国人観光客が
来店したそうです。
 
 

訪日中国人に効果があるライブコマース

 
このように、日本でのライブは
訪日中の中国人に即効果があります。
 
ライブ視聴者の大半は
中国で見ていますが
訪日中国人は
日本に出発する1か月前には準備を始め、
買い物リストや行きたい先リストを作るので
それらの候補に
アップしてもらうことを狙っています。
 
より有意義な体験を希望する中国人に
「最高の日本体験」の選択肢となる
色々な体験情報をライブ配信することが
インバウンド対策になることでしょう。
 
ライブコマースを活用した
インバウンドマーケティングが
これからも増加することが予想されます。
 
 
 

まとめ

 
ライブコマースは
PRする側が言いたいことを
視聴者に伝えることができ
視聴者は、知りたいことをリアルタイムに
訊いたり見たりすることができる
双方向型の新たなビジネスモデルです。
 
中国で熱いライブコマースは
今や日本でも実施する動きが始まっており
メルカリ、BASE、Laffyなどが
参入しています。
 
中国越境ECで既に実績を上げている
ライブコマースは
まだまだ楽しみなマーケットで、
今後のさらなる進化と発展に期待ができます。
 
 
 

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