グローバルマーケティング(テクノロジー&広告)のニュースに特化したニュースサービスサイト(βversion)


中国の真の姿を映す鏡! 2017年度百度検索ホットワードランキング

2018.02.1
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

中国の検索エンジン事情

 
中国では
世界的な検索エンジンのGoogleが
政府の規制により
自由に使えない状況です。
 
そんな中国で
最大のシェアを誇る検索エンジンが
百度(Baidu)です。
 
2017年3月時点の中国における
検索エンジンのシェアは
 
PC版&モバイル版中国検索エンジンシェア
(2017年3月)
1位:百度   77%
2位:神马    9%
3位:360搜索  8%
4位:搜狗搜索  3%
5位:Google  2%
 
そんな百度が
2017年の検索ランキングを発表しました。
 
 
 

2017年度百度検索ホットワードランキング

 
中国で
5億人以上のユーザーを抱える
百度の検索ランキングから
中国の人たちの姿が見えてきます。
 
初めに、百度で検索されたニュースから
中国と世界のトップ10を紹介します。
 
 

中国国內の10大トピックス

 
1位 中国共産党第19回全国代表大会
(第19回党大会)開催
 
2位 「一帯一路」(the Belt and Road)
国際協力サミットフォーラム開催
 
3位 米国のトランプ大統領訪中
 
4位 2017全国両会(全国人民代表大会・
全国人民政治協商会議)
 
5位 雄安新区設立
 
6位 四川九寨溝地震
 
7位 多くの地域が
戸籍をめぐる新政策打ち出し
 
8位 中国国産大型旅客機C919が
初のテスト飛行
 
9位 稅関新政策
 
10位 卓球男子ナショナルチームの選手が
試合を集団棄権
 
 

世界の10大トピックス

 
1位 フランスのエマニュエル・マクロンが
大統領に就任
 
2位 インドのナレンドラ・モディ首相が
独立記念日に演説
 
3位 THAAD(サード)問題
 
4位 米ユナイテッド航空で、
乗客が引きずり降ろされる
 
5位 韓國で大統領弾劾が成立して
樸槿恵(パク・クネ)氏罷免される
 
6位 ISが
イスラム教礼拝所「ヌリ・モスク」を爆破
 
7位 ラスベガス・ストリップ銃乱射事件
 
8位 ドイツのアンゲラ・メルケル首相が再選
 
9位 米国が
国連教育科学文化機関(ユネスコ)を脫退
 
10位 プーチン大統領が
安倍首相に遅刻を詫びる
 
 
 

百度検索ランキングから見える中国

 

検索キーワードは4ジャンルに集約

 
百度が発表した人気のキーワードは
全部で180に上り
中国のネットユーザーの
関心事を読み解く鍵になりそうです。
 
検索キーワードから
今年の話題は
「中國のプライド」
「人工知能」
「多くの人が思い悩む時代」
「クリエイティブ化交流」の
4ジャンルに集約されるようです。
 
 

4つのジャンルのキーワード

 
「中国のプライド」では
中国国産大型旅客機・C919の
初飛行成功や
世界初となる
スマートレール列車運行など
中国の新技術が注目されました。
 
「人工知能」では
著名な棋士・柯潔九段と
囲碁AI「AlphaGo」の対戦、
スマートレール列車の登場、
自動運転車が
五環(北京市內の環狀道路)を走行
などに関心を示しています。
 
「多くの人が思い悩む時代」では
抜け毛が気になる20才代や
「保温杯族」と自称する守りに入る若者
「脂ぎった中年」などの
ニューワードが登場しています。
 
「クリエイティブ化交流」では
変顔、freestyle(アドリブ)などが
ネット上で流行っていることが分かります。
 
 

キーワードから見える中国人の実像

 
検索エンジンは
ネットユーザーの検索の軌跡を
記録した真の姿です。
 
百度で検索されたキーワードは
中国のネットユーザーの生活を
忠実に映し出しています。
 
中国国産の飛行機や列車
女子バレーボールの精神など
中国のプライドを象徴したキーワードには
中国人の
プラスのエネルギーが満ち溢れています。
 
中国人の悩みも
キーワードから見えてきます。

「抜け毛」
「脂ぎっている中年」
 
「守りに入る若者」など
自分をネタにしながらも
ジョギングなどの運動をして
体型や健康に気を使い
奮闘していることが伺えます。
 
 
 

2017年国民生活ホットワードランキング

 

中国人の生活に密接なランキング

 
中国社会科学院輿情(世論)調査実験室は
検索エンジンの「百度」と合同で
2017年
国民生活ホットワードランキングを発表しました。
 
これは、ネットユーザーが最も関心を寄せた
国民生活にかかわるホットワードのランキングで
これにより、2017年の
中国人の生活が見えてきます。
 
 

2017年国民生活ホットワードランキング トップ10

 
1位 学校安全(校園安全)
児童虐待事件の発生に伴い、
学校安全の問題は
広い関心を呼びました
 
2位 シェア自転車(共享単車)
今年、あっという間に中国中を席巻した
シェア自転車は、
使いやすく
環境保護の観点からも歓迎されています。
 
3位 ソーシャル・イノベーション・プラットフォーム
(衆創空間)
低コストで便利な、開放式の
新型創業公共サービスプラットフォーム
 
4位 コミュニティ在宅介護(社区居家養老)
高齢化が進む中、
養老施設は不足しています。
こうした背景の下、
コミュニティ在宅介護のモデルが
評価されています
 
5位 第二子(両孩)
第二子解禁政策の実施以来
関心が継続しています。
 
6位 購入制限令(限購令)
中小都市の
過度な不動産価格上昇を抑制する法律に
関心が集まったようです
 
7位 汚染・煙霧対策(抗汚治霾)
青い空、緑の山、透明な水、澄んだ空気への
人々の渇望は日増しに高まっています
 
8位 財産権共有住宅(共有産権房)
財産権共有住宅とは、
政府が一定の比率で出資して不動産を購入し
住宅の財産権を共有するものです
 
9位 戸籍新政策(戸籍新政)
新たに定められた戸籍管理政策が
世論の関心の的になりました
 
10位 公共賃貸住宅(公租房)
公共賃貸住宅は、保障性住宅の一種です
 
 

トップ10以外のホットワード

 
この他に
「的を絞った貧困支援」
「健康維持に焦点を当てた貧困支援」
「教師の国家級育成計画」
「老年大学などの教育政策」
 
「ネット接続の速度上昇と費用低下」
「新型都市化」・・など
生活の隅々にわたるキーワードが
ネットユーザーの注目を浴びました。
 
 
 

まとめ

 
2017年
中国では何が起こり、
ネットユーザーは何に興味を持ったのか!
 
どんなことに興奮し、悩み
そして感動したのか!
 
その疑問を
百度の検索ランキングが教えてくれています。
 
検索エンジンは
ネットユーザーの足跡を
正確に記録しており
検索されたキーワードは
中国の人たちの
生活を映す鏡になっています。
 
これまでホットワードの常連だった
「噴霧」が2017年には姿を消しています。
 
検索ランキングは
中国の変化を発見し
中国人の実像を示してくれます。
 
 
 

ADKによる中国市場ウェブマーケティングサービスについて

 

ADKでは、中国市場における
ウェブマーケティングサービスを提供しております。
ご興味のある方は、
お問合せフォームよりお問い合わせ頂けると幸甚です。

   

・本記事は情報提供を目的として株式会社アサツーディ・ケイ
 (以下「弊社」といいます。)
 が作成した記事であり、特定の金融商品の推奨
 (有価証券の取得の勧誘)
 を目的とするものではありません。
・本記事は、弊社が信頼できると判断した情報等に
 基づいて作成されていますが、弊社がその正確性・完全性を
 保証するものではありません。
・本記事に記載された過去のデータは、将来の結果を示唆あるいは
 保証するものではありません。
・本記事に記載された見解は情報提供を
 目的とするものであり、いかなる投資助言を提供するものではなく、
 また個別銘柄の購入/売却/保有等を推奨するものでもありません。
・記載された見解は記事作成時点のものであり、
 将来予告なしに変更する場合があります。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

Global Marketing Laboの更新通知を受け取る

当サイトの記事を1週間に1通のペースで更新情報や新着記事情報をお届けします。
下記のフォームにメールアドレスを入力してください。

更新通知を受け取る

当サイトの記事を1週間に1通のペースで更新情報や新着記事情報をお届けします。
下記のフォームにメールアドレスを入力してください。

▲ページTOPに戻る