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バイドゥが発表!2017年訪日中国人の検索ランキング

2018.02.5
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima


 

はじめに

 
年々増加する訪日外国人旅行者について
最新の訪日人数が発表されました。
 
その内容は
2017年の1年間に訪日した外国人旅行者数は
2,869万千人で前年比19.3%増となり
統計開始以来の最高記録でした。
 
国別内訳は
中国がトップで
735万6千人(前年比:15.4%増)でした。
 
日本のインバウンド市場に大きな影響を与える
訪日人数トップの中国人旅行者は
日本の何に興味を抱いているのでしょう!
 
中国人の80%近い人が利用する
検索エンジンの百度(Baidu)が発表した
訪日中国人の
検索動向ランキングを紹介します。
 
 
 

百度 2017年訪日中国人の検索ランキング

 
2017年12月26日
百度(Baidu)の日本法人である
バイドゥ株式会社は
【2017年訪日中国人の
検索動向ランキング】を発表しました。
 
ランキングは次の5項目です。
 
1.都道府県ランキング
2.温泉ランキング
3.観光地・名所ランキング
4.日本食ランキング
5.芸能人ランキング
 
 

都道府県ランキング

 
    2016年     2017年
1位  大阪       大阪
2位  東京       東京
3位  北海道       京都
4位  沖縄       沖縄
5位  京都       奈良
 
これまで人気上位だった北海道が
ランク外に下がっていますが
これは、人気が落ちたのではなく
検索ワードが
「登別温泉」などのように
北海道でも絞られた地域名で
検索されたからだと考えられます。
 
 

温泉ランキング

 
1位 定山渓温泉 (北海道札幌市近郊)
2位 洞爺湖温泉 (北海道虻田郡洞爺湖町)
3位 登別温泉  (北海道登別市)
4位 白浜温泉  (和歌山県西牟婁郡白浜町)
5位 川湯温泉  (北海道阿寒摩周国立公園)
 
訪日中国人の温泉人気が高まった結果
今年初めて設定された「温泉ランキング」は
北海道の温泉が
4件もランクインする結果になりました。
 
1位になった定山渓温泉は
札幌市内にあり
気軽に行ける温泉地として
人気が高まったようです。
 
訪日中国人の検索傾向は
具体的で、より詳細になっています。
 
 

観光地・名所ランキング

 
    2016年      2017年
1位 富士山      富士山
2位 清水寺      江ノ島
3位 東京タワー    浅草寺
4位 忍野八海     お台場
5位 金閣寺      海遊館
 
観光地ベスト5は
半分以上が前年と入れ替わっています。
 
中でも「江ノ島」が2位に急浮上したのは
マンガ「スラムダンク」の影響によるもので
「日本が生んだカルチャーコンテンツの効果を
最大限に発揮させるか」が
今後のキーポイントになりそうです。
 
 

日本食ランキング

 
    2016年     2017年
1位 サーモン     日本酒
2位 あんこう     サーモン
3位 クレープ     味噌汁
4位 うな重      おでん
5位 ほたて     お好み焼き
 
日本食も変動がありますが
特徴的なのが
日本酒が初めてランクインし
首位に輝いたことです。
 
今年、人気の日本酒「獺祭」が
高騰して話題になり、
中国人にも
日本酒人気が高まっているようです。
 
中国国内でも日本酒は買えますが
関税がかかって高価になるため
日本土産として
人気が急上昇したものと思われます。
 
2016年は3位のクレープや
今年の獺祭から
日本で3年ほど前に注目された食材が
中国人に人気が出てくる傾向が見られます。
 
 

芸能人ランキング

 
    2016年      2017年
1位 石原さとみ   小嶋陽菜
2位 金城武     水原希子
3位 柏原崇     金城武
4位 山田孝之    北川景子
5位 水原希子    柏原崇
 
日本とは違う特徴があるのが
芸能人のランキングですが
AKB48を卒業し話題になった
小嶋陽菜さんが1位を飾っています。
 
「金城 武」や「柏原 崇」は
中国での活躍で知名度が高いようです。
 
また、卓球で
アジア選手権チャンピオンになった
平野美宇選手が
6位にランクインしています。
 
以上、百度が発表した
【2017年訪日中国人の
検索動向ランキング】の内容でしたが
この結果から
『聖地巡礼』がキーワードとして
浮かび上がってきました。
 
 
 

『聖地巡礼』がキーワードになる!

 

『聖地巡礼』とは

 
「聖地巡礼」とは
アニメ、映画などの
舞台やモデルになった場所を
ファンの人たちが訪問することを言います。
 
日本が誇るソフトパワーの
アニメや漫画を観光に組み込み
インバウンド誘客に成功している地域が
多く存在しています。
 
 

江ノ島のスラムダンク効果

 
江ノ島は
週刊少年ジャンプに連載された
井上雄彦作のバスケットボール漫画
「スラムダンク」の舞台になった場所で
アニメやゲームも制作されました。
 
中国では
スラムダンクのアニメが
1996年にテレビ放映され
男女の若者が
テレビに釘付けになる光景が見られました。
 
2000年代の初頭には
スラムダンクの影響で
史上空前のバスケットブームが巻き起こり
中国のバスケットボールの世界を
変えたとも言われています。

アニメのオープニングに登場する踏切が
訪日中国人旅行者には
スラムダンク聖地巡礼の舞台になっています。
 
 

訪日外国人の聖地巡礼の実態

 
訪日外国人旅行者の
聖地巡礼の実態が分かる
興味深い調査があります。
 
観光庁が発行している
「訪日外国人消費動向調査」では
インバウンド客が
「聖地巡礼」に行ったのか
どれだけ期待しているのかを調査しています。
 
2016年の年間推計データでは
訪日外国人旅行者の4.8%が
「聖地巡礼」を実際にしています。
 
また次回の訪日時に
「聖地巡礼」をしたいと希望する人は
11%に上っています。
 
数字で見ると
2016年の訪日外国人旅行者数が
2,400万人なので
その内、100万人以上が
聖地巡礼をしています。
 
また、264万人ほどの訪日外国人が
次回訪日時に
「聖地巡礼」をしたいと
考えていることになります。
 
 

「聖地巡礼」をした人の満足度

 
実際に聖地巡礼をした訪日外国人の満足度は
調査結果によると
90%が「満足した」と回答しています。
 
この満足度は
観光庁が調査した20項目の中で
第3位と
上位にランクインしています。
 
「聖地巡礼」は
訪日外国人旅行者にとって
満足度が高くなるので
「聖地巡礼」の舞台になる場所には
インバウンド誘客効果が大いに期待できます。
 
 
 

まとめ

 
【2017年訪日中国人の
検索動向ランキング】について
5項目のランキングや
内容を紹介しましたが
 
5つの項目の内
1.都道府県ランキング
2.温泉ランキング
3.観光地・名所ランキング
4.日本食ランキング
 
以上の4項目は
インバウンド対策に関係する項目で
これらのランキング内容は
政府や地方自治体のインバウンド推進にとって
貴重な情報になると言えます。
 
 
 

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