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新シルクロード構想による対中貿易促進効果

2018.05.17
Category: 翻訳記事
執筆者/編集担当者: nakajima


 

はじめに

 
「シルクロード」は、
2000年以上の文明を誇る
中国が初めて築いた、
アジア・ヨーロッパを結ぶ貿易ルートです。
 
このルートで
最も盛んに輸出された品にちなんで
シルクロードと名付けられました。
 
 
 

習近平国家主席が掲げる新シルクロード構想

 

シルクロードで世界のグローバル化が始まった

 
紀元前138年、
この貿易ルートの集合体である
シルクロードができたことは、
その当時では
本当に驚きだったでしょう。
 
そしてこの時、
世界のグローバル化が
始まったと言えます。
 
確かなのは、この貿易ネットワークが
世界に及ぼした影響が強大であったこと、
そしてその影響は
その後長年にわたり続いたということです。
 
 

新シルクロード(一帯一路)構想

 
だからこそ中国の習近平国家主席は
2013年、中国の栄光の時代を記念して
新シルクロードを作るという
とてつもない構想を打ち出したのです。
 
この構想は
「一帯一路」とも呼ばれ、
中国と世界をつなぐことを目的とした
道路・鉄道・パイプラインの
ネットワークから構成されています。
 
ただ、この計画は
多数のビルや施設などの
箱物を作ることだけが目的ではありません。
 
世界最大規模の
共同プラットフォームを構築することも
視野に入れているのです。
 
事実、経済貿易の他にも、
政治的・社会文化的な
交流の促進を目標に掲げています。
 
 

新シルクロードの巨大な影響力

 
そしてすでに、恩恵にあずかろうという
100か国以上が
この構想に加わることに
興味を示しています。
 
この新シルクロードの影響は
世界人口の65%、
世界GDPの3分の1、
世界貿易あるいは物品サービス生産の
4分の1にまで到達するとされています。
 
これは、この構想への
未来投資が及ぼす影響力と
その甚大さを示しています。
 
そして、この影響力から分かるように、
新シルクロード構想は
経済市場の
未来を変える可能性があります。
 
グローバル化の
新たなターニングポイントと
なるかもしれないのです。
 
 
 

新シルクロード構想の背後にある中国の狙い

 

国際影響力をさらに巨大化させる中国

 
現在、中国の影響力は
無視できないほど大きくなっています。
 
ただ、中国政府は
ここで足踏みするつもりはありません。
 
まだまだ発展の可能性を秘めているこの国は、
勢力拡大のためなら
何でもする気でいるはずです。
 
このような形で
国際影響力を
さらに拡大していこうとしている背景には、
中国が
G7の一員として認められていないと
感じていることがあるでしょう。
 
このヨーロッパへの新貿易路が
中東やスカンディナビア半島を越えることで、
中国は
影響力拡大のチャンスを
手に入れることができるのです。
 
 

海路でも影響力を拡大する中国

 
さらに言うと、この構想には
海路も含まれていて、
アジアからヴェネツィアにかけての
影響力を強化することも
見込まれています。
 
このアプローチは
経済的視点から見ても
上手くいくとされています。
 
昨年の経済成長はやや減速気味ですが
貿易の促進、また以前のような
GDPの急速な伸びを目指し、
中国は
新シルクロード構想への
投資に力を注いでいます。
 
 

人民元を国際通貨に

 
この構想のお陰で、
人民元の利用率は
さらに上がっていくことが予測され、
このことが人民元のイメージを
高める可能性もあります。
 
さらには、「国際通貨」としての可能性すら
高めてくれるかもしれません。
 
なぜなら、現在の世界経済における
アメリカの地位に対し、
USドルがあまりにも強すぎるためです。
 
 

新シルクロードは中国辺境の地まで好影響

 
また、新シルクロードは
中国最辺境の地まで
支脈を広げていきます。
 
そうなれば、中国東部・南部の
貧困に苦しむ各省も、
世界と繋がりを持つ
新シルクロードから生み出される
利益の享受が可能となり、
経済成長が促されることとなるでしょう。
 
他大陸への
余剰能力の輸出も同様です。
 
クレーンシェアーズの
CEO ジョナサン・クレーン氏は、
「OBOR(一帯一路)構想は
グローバル投資の
新たなパラダイムを築きつつあると
我々は考えている」
 
「10年後には
何兆ドルという額がこの構想に投資され、
中国および構想参加国の
経済・貿易を成長させるはずだ」
とさえ述べています。
 
 
 

新シルクロード構想参加国のメリット

 

構想参加国のGDPが向上

 
新シルクロード構想が
中国へ
大きな利益をもたらすのはもちろんですが、
このプロジェクトに加わる国々にも
また大きなメリットがあります。
 
パキスタンのような発展途上国の
インフラ赤字の軽減などがその一例です。
 
さらに、物品サービスの
取引が増えることで、
構想参加国のGDPは
自ずと上昇するでしょう。
 
これらのメリットを強めてくれるのが、
相互交流と
グローバルコーポレーションを掲げる
新シルクロード構想のプラットフォームです。
 
 

中国市場は投資先として理想のマーケット

 
結果として中国は、
投資先として
これまでになく
理想的なマーケットであると言えるでしょう。
 
巨大な人口規模を考えても、
既に各種産業にとって
強大な市場であることは明らかです。
 
中国には桁はずれに多くの人々が暮らし、
どんどん豊かになってきている上に、
海外製品をよく好みます。
 
これまで中国市場に踏み込めずにいた方々も、
もうゴーサインが出ていると言えるでしょう。
 
投資先によっては、
新シルクロード構想が生み出すメリットを
上回る部門もまだあります。
 
特に、土木・エンジニアリング部門は、
資本財製造業や
原材料製造業と同様に好調です。
 
ただ、中国市場は
どのような投資家も受け入れています。
 
 
 

まとめ

 
新シルクロード構想が
世界に及ぼす影響力は
計り知れないほど巨大です。
 
また、中国は
桁外れの人口規模があり
自国の製品を信用しない中国人は
海外の製品を好んで購入します。
 
ここまでで述べたポイントを念頭に置いて
前向きに計画すれば、
中国市場への投資が
うまくいく可能性は高いと言えます。
 
新シルクロード構想が生み出そうとしている
未来の可能性を考えたら
このチャンスを見逃す手はないと思われます。
 
 
 

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参考記事はこちら
THE NEW SILK ROAD WILL ENCOURAGES TRADE WITH CHINA

「この記事はmarketingtochina.comの許諾を得て編集/翻訳(抄訳)/執筆しています。」

 

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