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中国人旅行者の視点で見るヨーロッパ

2018.06.17
Category: 翻訳記事
執筆者/編集担当者: nakajima


 

はじめに

 
中国の学生は
ヨーロッパ旅行が好きです。
 
旅行は
一人旅や、友達同士で行くことが多く、
団体で回ることはあまりありません。
 
彼らは英語を身につけ、
モバイルアプリとSNSを駆使し、
旅行の計画を練ります。
 
では、憧れの大陸に飛び立った若者が
旅先で
どんな行動をしているか見ていきましょう。
 
 
 

まずはこの3か国:フランス・ドイツ・イギリス

 

都市や観光スポットの名前は重要視していない

 
あの街には
薄茶色の大聖堂があったな!
何ていう街だったかな!
 
それから、ベートーヴェンが生まれた
あの街の名前は…?
 
一言で言うと、
とても楽しい旅行でしたが、
Wenは
細かいことをあまり覚えていません。
 
ケルンやボンという街の名前や
その観光スポットの名前は
Wenにとって
それは大事なものではありません。
 
同じ中国人の友達も
名前を知っているわけではないからです。
 
Wenにとって大切なのは、
旅先で
みんなが楽しめるような体験をすることと、
それを写真に撮って
SNSで伝えることなのです。
 
 

ヨーロッパらしい風景や伝統にに魅了される

 
Jiaはもう少し正確に覚えていました。
彼女が興味を持ったのは
トリベルクやティティゼーの周辺で、
そこではドイツらしい
小さな村が観光地となっていました。
 
ハーフティンバー様式の街並みを誇る
フランスのバ=ラン県では、
伝統的な
クリスマスマーケットが開かれており、
中国人旅行者を魅了しています。
 
このタイプの観光地は、
オーストリア、ドイツ、スイスと
場所を変えても、
魅力的であるのは変わりません。
 
「イギリスは雨が多い」と
Shuxinは思いました。
 
同じ中国人が
イギリス、イギリスと騒ぐことに、
多少の違和感を覚えつつも、
口に出さずにいました。
 
イギリスは、
フランス、ドイツと並ぶ
ヨーロッパの代表国なので、
ぜひ見ておくべきだと言われています。
 
Shuxinが訪れた観光名所には、
現代風のものもありましたが、
正確な名前は覚えていません。
 
 
 

温暖な気候を求めて

 

地中海沿岸の国は裕福な中国人旅行者向け

 
韓国ドラマが好きな人の夢、
それは、地中海沿岸の、
白い壁と
青い屋根の家々を抱く町並みです。
 
韓国のテレビドラマのおかげで、
ギリシアは、
中国でも、憧れの旅行先として
ブランドイメージを確立しました。
 
晴れの日が多い気候や
リラクゼーションを、
旅行会社は売りにしていますが、
移動と宿泊にお金がかかるので、
まだまだ富裕層向けであると言えます。
 
 

冬に温かく過ごせる西ヨーロッパは好まれる

 
スペインはどうでしょうか。
Fan’erは、
今、スペインから帰ってきたばかりです。
 
あの有名な
アルハンブラ宮殿のあるグラナダを訪れ、
首都マドリードへ向かい、
ポルトガルのリスボンに飛び立ちました。
 
疲れ知らずの彼女は、
見晴らしのいい丘を探しては登り、
絶景のパノラマを撮影します。
 
Wenは
友達と2人でバルセロナに行き、
ゴシック様式の大聖堂を見ました。
 
英語は大丈夫なので、
旅行は自分で組み立てます。
 
「企画されたツアーは高すぎます」と、
彼女は言います。
 
Jiaは、
海辺の町、ロザスで週末を過ごしました。
 
彼女は泳げますが、
同じ年頃で泳げる中国人は
それほど多くありません。
 
思ったより日に焼けてしまい、
ショックでした。
Jiaは色白で、
普段から
日焼けに気をつけているからです。
 
中国の故郷の町にいるより、
冬、暖かく過ごせるので、
西ヨーロッパは良い所だと
彼女は思います。
 
 
 

イタリアは文明発祥の地

 

運河沿いの街並みや彫刻に心躍る

 
イタリアは
ヨーロッパ文明の発祥の地です。
 
観光名所には古代遺跡も多く、
文化的には面白い旅行先です。
 
ヨーロッパに行くなら
イタリアは外せません。
ローマ、ミラノ、ベネチア、フィレンツェが、
象徴的な街です。
 
Lun KunとTong Yiは、
ベネチアで
休暇を過ごして戻ってきました。
 
2人は、サン・マルコ寺院より、
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の方が
好きだと感じます。
 
円形のドームがある方を
より美しいと、
中国人の旅行者は感じるようです。
 
運河沿いにカラフルな家が並び、
橋に彫刻が施されているのは、
心躍る風景です。
 
ベネチアは
パリと同じくらい
ロマンチックな街だと思います。
 
イタリアは、
啓蒙時代に、
偉大な芸術を生み出しました。
 
 

自撮りしてインターネットの旅行サイトに投稿

 
Da-Xiaは、4人の友達と一緒に、
ローマとフィレンツェを訪れました。
 
建築物のアーチを上手に撮るのが、
彼女の腕の見せ所です。
 
ステンドグラスの光が
空間を彩るのと同様に、
夜のライトアップが泉や大聖堂に
光を投げかけているのは、
とても繊細で
美しい演出だと彼女は思います。
 
Yue Minは、
もう少し実用的なことが好きです。
 
観光名所を訪れては、
それと一緒に自撮りをし、
地図のスクリーンショットと
中国語の短い説明をつけて、
インターネットの旅行サイトに投稿します。
 
彼女のフォロワーになれば、
毎日いろいろなことを学べます!
 
 
 

人生の瞬間をほどよいサイズでとらえる

 

アムステルダムの‘飾り窓地区’に興味津々

 
アムステルダムの‘飾り窓地区’は、
中国人旅行客の好奇心を
大いに刺激します。
 
男性だけでなく
女性も、訪れてはこう話します。
 
「とても興味深いです。
前もって聞いていたので、
驚いていません。
 
Xiamuはもっとよく見たくて
双眼鏡を取り出して覗いていたら、
ヨーロッパ人の旅行客に
笑われてしまいました。
 
それほど、他の観光地では
見られない光景だったのです!
 
ボートでクルージングすると、
誰もがすがすがしい気分になるので、
ツアーとしては根強い人気です。
 
“I love Amsterdam”の文字が
大きく並ぶ広場で、
写真を撮り忘れる人はいません。
 
それはまるで、世界中から
ここに来たことを
誰もが分かち合う、
記念儀式のようでもあります。
 
 

ブリュッセル:イチゴとチョコのワッフルに感動!

 
5日間で5か国を回って、
ブリュッセルと言えば思い出すのは、
苺とチョコレートのワッフルです。
 
これを食べるだけの目的で
ツアーに参加しても、
十分に価値があります。
 
実際、大学で
フランス語を学んでいるWenも
「très bon !(絶品です!)」と
称賛していました。
 
 

中国の若者は一人旅でも問題ない

 
「言葉のわからない国で
一人旅をして道に迷ったらどうしよう」と
不安にならないのでしょうか。
 
Shuxinは
大丈夫だと言います。
 
ホテルのスタッフと英語で話して
誤解が生じるのは稀ですし、
すべてのことが
インターネットで手配できます。
 
彼は、‘Booking.com’でホテルを予約し、
‘トリップアドバイザー’でレストランを探し、
‘Googleマップ’で行き方を調べます。
 
 
 

冬休みに北ヨーロッパやスイスを目指す

 

雪の降る季節に北ヨーロッパへ

 
Hu Linは
ノルウェーへの一人旅を
後悔していませんでした。
 
彼女は、多くの中国人が憧れる、
オーロラの撮影に成功したからです。
 
ウィンタースポーツは
中国にも浸透してきており、
雪の降る季節に
北ヨーロッパを目指す若者が
増えてきました。
 
 

知られてない所に行きたがる傾向

 
彼らは
それほど知られていない所に
行きたがる傾向にあります。
 
Hu Linは
直近のヨーロッパ旅行で、
ブダペスト、プラハ、ウィーンを巡りました。
 
そこを選んだ理由は
ヨーロッパの若者と同じで、
あまりお金をかけずに、
ちょっとした週末旅行ができるからです。
 
Jiaはチューリッヒに
あまり良い印象を抱きませんでした。
 
街が大きすぎるし、
商業的で、物価も高く、
おまけに雨が降っていたからです。
 
 

多くの中国人が憧れるスイス

 
「傘をさしながら旅行するなんて」
その後、彼女は、
ルツェルン、ローザンヌ、ジュネーブに立ち寄り、
雪を頂いた山々の景色を堪能しました。
 
スイスへは、
多くの中国人旅行客が
行きたいと願っています。
 
高級感があり
洗練されているイメージに、
魅力を感じているのです。
 
 
 

まとめ

 
中国人旅行者にとって
観光地の名前は
それほど重要ではありません。
 
例えばエッフェル塔などは、
見ただけで
そこが有名な観光地だと
誰もが気づきます。
 
見てすぐにわかる観光地でないならば、
富裕層のたしなみという魅力を、
前面に打ち出していく必要があります。
 
企画されたツアーに参加していた
中国の親世代とは異なり、
若い世代の旅行者は
英語に慣れ親しんでいます。
 
また、モバイルアプリを駆使して、
旅先での予約は
何から何まで、
自分でできてしまいます。
 
中国の先史時代の洞窟には、
ダイナミックな光の演出で
観光客を楽しませるものがあります。
 
中国人旅行客は
このような演出に感銘を受けますし、
それがオーロラのような自然界のものや、
泉や大聖堂の
夜のライトアップなら尚更です。
 
中国における
テレビの連続番組は、
海外の観光地の
プロモーションに大いに役立ちます。
 
中国人旅行者は
海外で
中国ではできない体験を求めているので
そのことをPRするのも
良い方法と言えそうです。
 
 
 

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参考記事はこちら
EUROPE SEEN WITH CHINESE TOURISTS EYES

「この記事はmarketingtochina.comの許諾を得て編集/翻訳(抄訳)/執筆しています。」

 

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