グローバルマーケティング(テクノロジー&広告)のニュースに特化したニュースサービスサイト(βversion)


壁越えは中国人の日常風景。VPNは今どれだけ使えるか?

2018.07.1
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
中国の幹線道路で命知らずのおばちゃんたちが
中央分離帯を越えて道路を横断。
猛スピードで走ってきた乗用車に
ぶつかりそうになり九死に一生。
中国では日常の風景です。
中国には越えなければならない壁が
たくさんあります。

その1つがグレートファイアーウォールですが、
数年前まで使えていたVPNが
使えなくなるなど、状況も変わってきています。
この記事では、現在どのVPNが
使えるかをご紹介します。
 
 
 

現在どのVPNが使えるか

1. 中国でVPNが規制強化へ。その効果は?

 
Appleが中国当局の要求を受け入れ、
AppStoreからVPNアプリを
削除してから、かなり経ちましたが、
VPNの規制は現状では
一定の効果を挙げているようです。

少なくとも中国の
AppleIDしか持っていない人は
VPNアプリを
ダウンロードできなくなりました。
また、新しいVPNアプリを使用するにしても、
VPNアプリをアクティベートするための
VPN接続が必要になります。

数年前と比べ、確かに、
中国のVPN接続は格段に難易度が
上がっています。

使用できるVPNの数が減り、
ほとんどは英語圏の企業が
開発したアプリなので、
英語ができないと細かな設定が困難です。
また、カスタマーサービスも
英語のみとなっています。
 
 

2. 中国当局とVPNサービスの小競り合い

 
中国のネット検閲は1993年には動き出しており、
実際に特定のサイトがブロックされ始めたのは
2003年のことです。
つまり、すでに15年以上中国では
インターネット鎖国が
続いているということになります。

中国はこのネット検閲のために
日本円で800億円ほどの費用を費やしており、
一定の成果を出しています。
この検閲には、オラクルやシスコ、
モトローラやマイクロソフトまで、
IT業界の巨匠たちが加わっています。

中国でマイクロソフトの提供するサービスが
現在でも滞りなく使えているのは、
マイクロソフトが検閲システムの開発に
協力しているからです。
検閲は日に日に厳しくなっており、
もはやVPNを使用しないと開かない海外サイトが
ほとんどです。

毎日のように状況が変わるので、
どのサイトが開くか開かないかを
リスト化することはできませんが、
基本的にはSNS、グーグルのサービス全般、
ポルノや賭け事に関わる情報は
すべて遮断されています。

また、Appleが中国当局に対して
協力関係に入ったため、
現在ではiCloudも中国当局の管理下に入っています。
 
 

3. 一部のユーザーはどのように中国のVPN規制を回避しているか

 
中国において、VPNをインストールするには、
もととなるVPNが必要になります。
よく利用されるのが、速度は遅いものの、
フリーで使える「Freegate」という
ソフトウェアです。
このソフトウェアを架け橋として、
有料VPNをアクティベーションします。
 
また、VPNを使用しなくても、
国際ローミングという方法があります。
香港・マカオのSIMカードなら、中国国内でも
自由に海外サイトにアクセスできます。
 
 

4. VPN使用時のネット速度は問題ないか?

 
VPNを使用していて、速度に問題がある場合、
時間帯を変えてみることによって
解決する場合があります。
経験上、特に回線速度が遅いのは、
夜の6時から10時頃です。
逆に朝の5時から7時頃はVPNの接続速度が早く、
YouTubeも滞りなく見ることができます。
 
 

5. 有料VPNサービスの料金体系にご注意を

 
有料VPNサービスは
クレジットカード支払いのところが多く、
英語表記で分かりにくいため、
無意識に自動引き落としにしている可能性が
あります。
「利用していないのに料金だけ支払っていた」と
いうことがないように、
いつ期限切れになるのか、
自動更新になっていないかを
確かめておきましょう。
 
 

6. 英語が分かるならアフターサービスも利用可能

 
有料のVPNなら、毎日24時間体制で
レスポンスしてくれるカスタマーサービスが
利用できます。
英語がわかるなら、
カスタマーサービスにどんどん連絡して、
わからないことを聞いてみましょう。
中国内陸のVPN事情はコロコロ変わるので、
常に情報のアンテナを
はっておく必要があります。
 
 

7. 筆者がオススメするVPN

 
筆者もこれまでに多くのVPNを使用してきました。
中には1年契約で購入したのに、
半年で使えなくなってしまったという
VPNもあったり、苦い経験もあります。
最終的に行き着いたのがVyprVPNです。

一番安定しており、
カスタマーサービスのレスポンスも早く、
中国特化型のVPNと言えるでしょう。
このVPNは、PCでの使用なら
カメレオンという機能が使える点もメリット。

このカメレオンモードは、
OpenVPNやL2TPとは違い、
VPN接続のトラフィックを
マスキングするため、
ネット検閲に強いという特長があります。

このVPNは、iOSアプリ、
アンドロイドアプリも使いやすく、
タップ一つですぐつながります。
香港、台湾、日本あたりのサーバーに繋げば、
かなり安定しているので、
一日中仕事ができます。
 
 

8. ネット検閲はこれからどうなるか

 
中国の内政を見ている限り、
ネット検閲は緩む気配がありません。
これから先、更にVPNに
頼らなければならないようになるでしょう。
数年前と比べ、VPNサービスを
行う会社が増えているのがその論拠です。
当局が物理的にVPN自体をブロックすることは
難しいとはいえ、中国のインターネット事情は
決して楽観視できない状況です。
 
 
 

ADKによる中国市場ウェブマーケティングサービスについて

 

ADKでは、中国市場における
ウェブマーケティングサービスを提供しております。
ご興味のある方は、
お問合せフォームよりお問い合わせ頂けると幸甚です。

   

・本記事は情報提供を目的として株式会社アサツーディ・ケイ
 (以下「弊社」といいます。)
 が作成した記事であり、特定の金融商品の推奨
 (有価証券の取得の勧誘)
 を目的とするものではありません。
・本記事は、弊社が信頼できると判断した情報等に
 基づいて作成されていますが、弊社がその正確性・完全性を
 保証するものではありません。
・本記事に記載された過去のデータは、将来の結果を示唆あるいは
 保証するものではありません。
・本記事に記載された見解は情報提供を
 目的とするものであり、いかなる投資助言を提供するものではなく、
 また個別銘柄の購入/売却/保有等を推奨するものでもありません。
・記載された見解は記事作成時点のものであり、
 将来予告なしに変更する場合があります。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

Global Marketing Laboの更新通知を受け取る

当サイトの記事を1週間に1通のペースで更新情報や新着記事情報をお届けします。
下記のフォームにメールアドレスを入力してください。

更新通知を受け取る

当サイトの記事を1週間に1通のペースで更新情報や新着記事情報をお届けします。
下記のフォームにメールアドレスを入力してください。

▲ページTOPに戻る