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中国人のアウトバウンド旅行:世界最大の市場にどう参入するか

2018.07.30
Category: 翻訳記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
・2016年の中国人海外旅行者の数は
1億2,200万人に達し、
今後も増え続ける見込みです。
・中国は世界最大の海外旅行者数を誇ります。
・中国人旅行者は
平均1,098億米ドルを消費します。
・2016年に旅券を保有していた中国人は
わずか10%でした。
 
2016年、収入増、ビザ発給緩和、
フライト数の増加などの要因により、
中国人の海外旅行は引き続き好調でした。
2016年の中国人海外旅行者は
前年比4.3%増え、
1億2,200万人に達しました。
(2015年は1億1,700万人)
 
 
 

中国人旅行者市場へ参入するには

 

1.一人当たり消費金額は900ドル

 
昨年、中国人海外旅行者は1,098億米ドル
(7,600億人民元)を消費しました。
一人当たりに換算すると平均900ドルが
消費されたことになり、
海外旅行者は旅行者全体の3%にもかかわらず、
国全体の旅行消費金額全体の
16%に達しました。
 
統計によると、2016年の消費金額の65%が
海外旅行、35%が国内旅行によるものとなり、
中国人は海外旅行により関心があると言えます。
また、中国人旅行者が消費する国としては、
タイ、日本、韓国、アメリカ、モルディヴ、
インドネシア、シンガポール、オーストラリア、
イタリア、マレーシアがトップ10に入ります。
 
都市別では、ソウル、バンコク、東京、大阪、
シンガポール、チェンマイ、ロンドン、
モスクワ、ニューヨーク、ローマ、
シドニーです。
 
1人当たり消費金額が多い旅先は、
アルゼンチン、チリ、マダカスカル、
エチオピア、フランス領ポリネシア、タヒチ、
メキシコ、ブラジル、ケニア、
レユニオン島です。
例えば南米の場合、
中国人旅行者は200%増え、7,224ドル
(50,000人民元)が消費されました。
 
 

2.中国人は団体旅行を好むが個人旅行、カスタマイズ旅行も急増中

 
2016年、中国の旅行代理店は
5,000万人の旅行者を海外に送り出し、
うち大半が団体旅行でした。
1億2,200万人の旅行者のうち、
団体旅行が40%、
個人旅行が60%の7,000万人でした。
 
第二、第三、第四都市在住の中国人は
団体旅行を好みますが、
近い将来、個人旅行が主なトレンドとなることは
間違いないでしょう。
屋久島でのハイキングや、日本アニメで見た
ウミガメの産卵見学や、がん検診ツアーなど、
カスタマイズ旅行への注目が集まっています。
 
統計によると、カスタマイズ旅行(400%増)
テーマ旅行(250%増)
入場券購入(100%増)などを
予約する中国人が増えています。
2016年、海外旅行者のための旅行内容は
より多様化し便利になりました。
 
 

3.女性は海外旅行がお好き、メイン顧客は70・80年代生まれ

 
男性に比べ女性は海外旅行を選ぶ傾向があり、
中国人旅行者全体の56%を占めています。
70年、80年代生まれが旅行者の約半分を
占めていますが、
若い層や年配者の間でも海外旅行への
興味が強くなっています。
2016年、最高齢の旅行者は101歳でした。
 
 

4.交通、アトラクション、食べ物、ショッピングに注目

 
 

5.海外旅行への出発都市:「新第一都市」の時代

 
上海、北京、広州、深圳が
玄関口としての四大都市ですが、
「新第一都市」の住民の消費パワーも第一都市に
劣らぬ成長を見せています。
 
 

6.中国人旅行者の人気旅行先

 
中国旅券保有者の海外旅行は容易になり、
中国政府により「海外旅行目的地(ADS)」
として許可された国・地域は
151に達しました。
2017年1月の時点で、中国がビザ免除
およびアライバルビザ取得で合意している国は
61カ国に上り、前年から9%増えました。
 
ヨーロッパでは中国人にビザを免除する国が
増えており、例えば、セルビアでは
2017年1月から実施されました。
また、アメリカに続き、カナダ、シンガポール、
韓国、日本、イスラエル、
オーストラリア各国は、中国人旅行者が
10年間のマルチビザを
申請できるようにしました。
 
人気旅行先トップ3であるタイ、韓国、日本への
中国人旅行者は、2016年には
それぞれ877万人、804万人、600万人を
記録しました。
 
東南アジア、南アジアへの旅行が
急増しています。
また、ビザ要件の緩和により、ベトナム、
フィリピン、インド、
アラブ首長国連邦(UAE)、スリランカ、
イギリスなどの国が注目を集めています。
 
 

7.観光とショッピングだけでない、島巡り・美術館巡りや医療ツアー

 
中国の大気汚染が深刻な問題となり、
旅先を選ぶ場合、空気がよく自然が
美しい場所という要素が重要になっています。
太陽が降り注ぐ空気のいいビーチは、
中国人観光客をこれまでになく惹きつけており、
海外旅行者の約30%が島を訪れます。
また、家族旅行が非常に人気で、
2016年には、シンガポールの
ユニバーサル・スタジオ、
コカコーラ・ロンドン・アイ、
ロサンジェルスのユニバーサル・スタジオが
家族連れ旅行に人気のトップ10に入りました。
また、ニューヨークのメトロポリタン美術館、
パリのルーブル美術館、
ローマのバチカン美術館、
ロンドンの大英博物館は、2016年に中国人が
訪れた美術館/博物館のトップ10に
挙げられました。
さらに、富裕層の間では高額な医療ツアーも
人気が出始めています。
 
 

8.世界最大の市場にどう参入する?

 
リードジェネレーション・マーケティングが
最も効果的な手法です。
 
 

9.オンラインにおける存在感が重要

 
中国は世界で最もオンライン化が進んだ国で、
約9億人のインターネットユーザーを
抱えています。
まずは中国語のウェブサイトを作成しましょう。
 
中国では、1日の40%以上をインターネットに
費やす人が多いと言われます。
魅力的なホームページでアクセス数を伸ばし、
カスタマーサービスも
充実させる必要があります。
 
 

10.中国ではグーグルではなく百度(バイドゥ)

 
中国では、 グーグルは政府の
「グレート・ファイアウォール」により
遮断されているため、中国で最も有名な
検索エンジンである百度を活用しましょう。
9億人のスマホ検索ユーザーがいる中国で、
百度の市場シェアは82%に達します。
 
百度の検索結果で上位に表示されるためには、
キーワードの確認から始めましょう。
インターネットで存在感を高めるための
バックリンクの活用が有効です。
そして、プロモーションなどを行う場合には、
ペイパークリック(PPC)広告を
活用しましょう。
 
 

11.中国ではWeChatが最強のマーケティングツール

 
中国では、99%の欧米のソーシャルメディアが
遮断されており、フェイスブック、ツイッター、
インスタグラム、ユーチューブは
あまり意味がありません。
なので、アクティブユーザーが
9億6,300万人を超えるWeChatを
活用しましょう。
 
WeChatにアカウントを作成すれば、
ユーザーはコンテンツのリンクや
シェア、コメント投稿ができることになり、
膨大な数のWeChatユーザーの中から
ブランド・プロモーターが
現れるかもしれません。
 
 

12.中国では評判が最重要

 
中国では、オンラインでの評価が
高くなければ存在感はありません。
ウェブサイトへのアクセス数が多くても、
あまり評価されず、
または悪評価が一つでもあれば、
誰も関わってはくれません。
 
中国人旅行者はまずインターネットで
チェックするので、エージェントに依頼して、
オンライン上の好ましくない評価は
削除してもらい、旅行フォーラムや
Eビジネスディスカッションなどに良質な
コンテンツを載せてもらいましょう。
 
 
 

ADKによる中国市場ウェブマーケティングサービスについて

 

ADKでは、中国市場における
ウェブマーケティングサービスを提供しております。
ご興味のある方は、
お問合せフォームよりお問い合わせ頂けると幸甚です。

   

参考記事はこちら
CHINESE OUTBOUND TOURISM : HOW TO PENETRATE THE MOST LUCRATIVE MARKET IN THE WORLD

「この記事はmarketingtochina.comの許諾を得て編集/翻訳(抄訳)/執筆しています。」

 

・本記事は情報提供を目的として株式会社アサツーディ・ケイ
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