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チョコレートブランドを中国でマーケティングする

2018.09.3
Category: 翻訳記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
中国では、欧米のようにチョコレートが
子供のおやつとはまだなっていないので、
チョコレートブランドをマーケティングし、
消費者を魅了することはアートです。
例えば、ミルクチョコレートは中国人の
テイストには甘すぎ、食卓に出されるには
至っていません。
 
本記事では、中国にブランドを
導入するノウハウと中国人が何を
期待するのかについて、
理解を深めるお手伝いができればと考えます。
 
 
 

チョコレートブランドを中国に導入するノウハウと中国人が期待しているもの

 

1.中国人消費者の期待を理解する

 
有名ブランドのキンダーは、
中国で最新のキャンペーン
(「求む:次なるキンダーキッズは君か?」)を
始めたばかりです。
 
パッケージデザインにはその国で有名な子供が
起用されるため、消費者は見てすぐに分かり、
中国においても、2人の中国人の子供が
起用されています。
 
快楽主義の論理からは程遠く、
中国は現在「ヘルシー」トレンドを
経験しており、人々は健康的な食生活を送り、
スポーツをするよう強く奨励されています。
また、不幸なことに、若い人たちの間では、
親から「太い、顔がまん丸、にきび面、
だからダイエットしろ」などと言われることが
まだまだ一般的です。
 
一方で社会のトレンドに、もう一方で、
社会的なプレッシャーに直面し、チョコレートは
完全に余計なものとなっています。
肝臓が攻撃され、ニキビが出て、太る・・・と
知られるチュコレートは、
中国人にとってその消費にはちっともメリットが
見いだせないのです。
 
それならば、健康にも美容にも良くない商品の
マーケティングにはどうすればいいでしょう?
 
1-中国で甘いチョコレートがあまり人気がない理由
 
中国料理とはスパイスの強い料理で、
食事は味よりも質感で味わわれます。
例えば、ゼリーみたいな、ネバネバした、
つるんとした、かりっとした、サクサクした、
とろけるような、ヌルヌルしたなど。
 
実際、チョコレートは、牛乳やコーヒーや
赤ワインと同様に、その消費は欧米文化の
完全なる賛美です。
そのような食物の賛美は、
生来的なものではなく、消費者を新しい味覚に
適用させる必要があり、
時間を要するプロセスなのです。
 
さらに、中国人は伝統的に
健康のために食べます。
スイーツは中国においては
あまり人気のある味覚ではなく、
その味覚を満足させるためだけにチョコレートを
食べるということは意味がないのです。
 
チョコレートが代謝に一定の機能を
してくれるということが認知されれば、
人々は食べるようになるでしょう。
 
2-スイーツの王様 ダークチョコレート
 
ミルクチョコレートとホワイトチョコレートを
食べ過ぎると体に悪いことは周知の事実と
なりましたが、カカオ70%の
ダークチョコレートはフラボノイドを多く含み、
抗酸化作用があり健康的です。
 
また、スポーツパフォーマンスを
高めるだけでなく、記憶力と健康を高め、
気分も良くしてくれます。
さらに、ダークチョコレートの苦味は、
中国人の味覚には適応が容易であると言えます。
というのも、苦味は伝統的な中国料理の味の
基本的な要素である五味(苦味、甘味、塩味、
酸味、うま味)の一つだからです。
 
3-ダークチョコレートとスポーツを
広告で関連づける
 
ダークチョコレートに含まれるフラボノイドは、
発作のリスクを減らし、
動脈を柔軟にする働きがあります。
よって、心臓によく、食べ過ぎなければ、
高いココアの含量により脂肪分が少なく、
太ることもありません。
 
血管を拡張して血流を促進し、
スポーツパフォーマンスを上げてくれ、
さらには、高血圧を減らし、
集中力を高めてくれます。
ダークチョコレートは、スポーツには美徳です。
 
健康に対する肯定的な効果を
広めることができれば、中国人競技者の
考えを変え、長期的な消費を
スタートさせることができます。
つまり、ダークチョコレートは、
スポーツの味方なのです。
 
これをマーケティングするベストな方法は、
スポーツスナックとしてドライフルーツや
ココア濃度の高いチョコレートのミニバーを
混ぜたシリアルバーと言えます。
 
 

2. EコマースとMコマース 売上の鍵

 
中国では、MコマースとEコマースにより
オンライン展開する必要があります。
欧米諸国に比べ、新しい技術が
非常に速いスピードで導入されており、
ユーザーがスマホをいじる時間は長く、
生活を楽にするため日常的に多数のアプリを
使いこなしています。
 
(例えば、出前やショッピング、旅行ガイドに
感想を記入するなど)
つまり、ブランドのマーケティングが
新消費者の習慣を反映させたものへと
大いに変化しているのです。
 
ブランドはデジタルコミュニケーションに
移行し、QRコード、スマホ対応の
ホームページ、スマホ決済を導入し、
ショッピングのプロセスを簡略化し、
消費者の時間を節約するための
あらゆることをしているのです。
 
1- オンラインセールスプラットフォーム
ホームページでオンラインセールスを
展開することは、ブランドを中国に導入する際の
マストな第一歩です。
デジタルコミュニケーションが最適化できれば、
将来的には売上の大半は
Eコマースプラットフォームが
占めるようになるでしょう。
 
中国での成功を目指す外国企業が
商品を販売するオンラインプラットフォームは
もちろん既にあり、代表的なのはTモールと
タオバオです。
この2大プラットフォームは
中国人消費者のみならず外国人の間にも
浸透しており、人々から多大な信用を
得ています。
 
配送時間管理や充実したアフターサービスが
非常に効率的なのです。
Eコマースを発展させるには、まずはタオバオと
Tモールで商品を取り扱うことから始めましょう。
 
2- ホームページに注力する
中国で売るためには、
中国語のホームページが必要になります。
英語を話す中国人が増えているとしても、
英語では十分ではなく、市場を満足させるには、
この市場を理解して同化する必要があるのです。
 
中国人消費者は、食品の偽装などを多く経験し、
商品の原料について深く疑ってかかります。
できれば、チョコレートの原料と製造プロセスを
公開してください。
 
非常に効果的なのは、
マーケティング戦略における
ストーリーテリングなので、チョコレートを
製造する工場や従業員、製造工程毎の写真を
掲載しましょう。
 
中国人はあらゆるラーニングに関心を
持っており、これから食べようとする食品が
どのように製造されているのかについては
特に興味を示すと言えます。
 
3- 中国のソーシャルネットワークで認知を作る
ホームページが出来上がり、
Eコマースプラットフォームで商品を
販売することになれば、次なる試練は
ターゲットとする客層との
コミュニケーションです。
 
WeChatアンバサダー
 
ブランドにとってWeChatは
必須のツールで、このツールには
2つの形態があり、アンバサダーと
公式アカウントです。
 
若いブランドの場合、報酬を得て商品を宣伝し、
プロモーションを投稿したり、
プロフィール欄に商品の写真を
掲載したりするアンバサダーを
起用することが多いです。
 
WeChatの公式アカウントでは、
購読するファンは最新のプロモーションや
新商品について瞬時に知ることができます。
これは、ユーザーが大量の迷惑メールを
受信する必要がなく、非常に効果的な
マーケティングツールと言えます。
 
また、お粗末なホームページでありがちな
ユーザーがトピックを
見失うという心配もありません。
 
掲載した商品はタオバオでも
見ることができるので、ユーザーは商品を容易に
見つけることができます。
8億人の中国人がWeChatを
使用しているので、その購買力で以って興味を
示す可能性が大いにあり、公式アカウントを
持つべしということになります。
 
4- 百度のSEO対策
百度は中国版グーグルで、
SEO対策をすべきです。
SEO(検索エンジン最適化)により、
適正なキーワードを通じ競合ブランドとの
差別化を測ることが可能です。
 
中国における競争は熾烈で、
人口14億人以上の購買力が、
海外ブランドをこの国のコマースを征服しようと
駆り立てているのです。
 
5- キャンペーンをサポートするKOL
(キーオピニオンリーダー)を選択する
この話題については既に幾つかの記事で
取り上げてきましたが、KOLは中国の消費者の
消費態度に強い影響力を持つ有名人を表します。
 
消費者は、購入する前に周りの人からの推奨を
求める傾向がありますが、
自らが憧れるアイドルの意見も参考にします。
今やブランドは消費者にポジティブな影響を
与えるために、アイドルを起用するのです。
 
このようなコミュニケーション戦略は、
中国における今にとっては
最も効果的な方法です。
コミュニケーションキャンペーンを
サポートするには、最近の試合で
目立ったチャンピオンやアスリートを
起用するといいでしょう。
 
ゴールは、消費者の心の中に、
「ダークチョコレート+スポーツ=成功」という
イメージを作り出すことです。
ブランドに強いビジビリティを
与えることができるスポーツミューズを
選びましょう。
 
 
 

ADKによる中国市場ウェブマーケティングサービスについて

 

ADKでは、中国市場における
ウェブマーケティングサービスを提供しております。
ご興味のある方は、
お問合せフォームよりお問い合わせ頂けると幸甚です。

   

・本記事は情報提供を目的として株式会社アサツーディ・ケイ
 (以下「弊社」といいます。)
 が作成した記事であり、特定の金融商品の推奨
 (有価証券の取得の勧誘)
 を目的とするものではありません。
・本記事は、弊社が信頼できると判断した情報等に
 基づいて作成されていますが、弊社がその正確性・完全性を
 保証するものではありません。
・本記事に記載された過去のデータは、将来の結果を示唆あるいは
 保証するものではありません。
・本記事に記載された見解は情報提供を
 目的とするものであり、いかなる投資助言を提供するものではなく、
 また個別銘柄の購入/売却/保有等を推奨するものでもありません。
・記載された見解は記事作成時点のものであり、
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