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チーズ市場には大きな機会

2018.12.19
Category: 翻訳記事
タグ: , ,
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
ここ数年中国におけるチーズ需要は
予想以上に高まっており、国内の
チーズ生産企業は、急速に拡大するチーズ市場の
シェアを獲得するため邁進しています。
 
しかしながら、中国のチーズは、
スーパーの冷凍庫に陳列されていることが多く、
小売市場で見つけるのは
難しいというのが現状です。
 
 
 

中国におけるチーズ市場の現状とその販売方法

 
CCMのリサーチによると、中国では
2015年から2016年の一年間で
チーズ需要が増えており、主な販売チャネルは、
ホテルやケータリング、パンビジネスなどの
フードサービスで、チーズの進出率は
79%に達しました。
 
中国のチーズ市場全体に占める小売セクターの
売上はわずか24%ですが、
将来は有望と言えます。
 
ミンテルによる
”Cheese China
2016 Report”によると、
2021年までに小売売上は
年平均成長率 約13%で
増え続けるとのことです。
 
つまり、チーズの流通量は、38,830トンに
達するということになります。
 
 

1. チーズは既に中国人の味覚に受け入れられている

 
1984年以降の科学的研究によると、
前世紀、中国の成人人口の90%以上が
乳糖不耐症でした。
 
中国で最も商品化が難しいのは、
牛乳を発酵させ(凝乳)作る
ナチュラルチーズで、 チーズビジネスの展開を
考える企業や小売企業にとっては
障害となりました。
 
しかしながら、最近では、北京や上海、広州の
店舗で生鮮食品の棚にチーズが
陳列されるようになっています。
従来のナチュラルチーズではなく、
加工されたプロセスチーズの販売が
増えているためです。
 
ナチュラルチーズに油や食品添加物を
配合させたプロセスチーズの人気は
どんどん高まり、中国のチーズ市場を
独占し始めています。
 
ゴーダチーズ、チェダーチーズ、
モッツァレラチーズなどで、味が薄く、
使いやすいのが特徴です。
中国人は、朝食や軽食時にパンやクラッカーと
一緒に食べます。
 
 

2. 中国のチーズはどこから来たのか?

 
中国人は、輸入品の場合もプロセスチーズを
好みます。
ユーロモニターの調べによると、
2014年〜2018年の
プロセスチーズ売り上げの年平均成長率は
16.49%でした。
 
チャイナーデイリーによると、
2012年のチーズ市場は中国食品大手の
光明乳業が約半分を占めていましたが、
2014年には、消費されたチーズの
94%は輸入品でした。
 
商品の約80%は、ニュージーランドや
オーストラリア、アメリカから
輸入されています。
 
一方、フランス産チーズの輸入は
わずか4%に過ぎません。
ベル・グループは、“ミニベビーベル”や
“キリ”などのブランドが好戦していますが、
有名な“ラ・ヴァッシュ・キ・リ”は、
オーストリアの“ハッピーカウ”との競合により
苦戦しています。
 
 

3. 中国のチーズ市場における競合

 
中国市場におけるチーズの供給は、
現地生産と輸入によるものです。
現地最大手の光明乳業は、2010年の
チーズ市場売上高では52%を占めていました。
 
最近では、オーストラリアの
Mundella Foodsや
ニュージーランドのSynlait Milk、
イスラエル最大の
乳製品企業であるTenuveを
買収することにより、
海外におけるビジネス拡大を図っています。
 
この買収により、光明乳業は最新技術や新製品、
海外ビジネスに関する知識を得ることが
可能になります。
また、ダノン(出資9.9%)、
アーラフーズ(5.3%)および現地国有企業の
合弁である蒙牛乳業と、
私有企業である伊利グループがあります。
 
ところで、中国人若年層は伝統的なチーズを
求めるようになってきており、
ナチュラルチーズの生産に
特化してきたヨーロッパなどの企業にとっては、
中国のチーズ市場への新たな進出方法を
見つけることができるかもしれません。
 
 

4. 中国でチーズを売るには

 
日常的な食事にチーズを
取り入れたいと考える中国人が増え、
彼らは輸入チーズを好むので、
チーズ市場には大きな可能性があります。
以下に、中国におけるチーズの
マーケティング方法のノウハウをご提供します。
 
ウェブサイトのコンテンツを現地対応させ、
SEOで認知を拡大させる

 
企業のウェブサイトのコンテンツは、
中国語で作成し現地対応させる必要があります。
消費者は検索をする際に中国語のキーワードを
使うため、中国語のウェブサイトなら
SEO対策も可能です。
 
中国における検索の75%は、
バイドゥでおこなわれます。
中国人消費者は、商品を購入する前に
バイドゥでブランドに関する情報を検索します。
 
SEO対策により認知度を上げることが
中国においては成功の鍵です。
また、ウェブサイトは、中国ドメインを
持つローカルサーバーを
使用する必要があります。
 
検索エンジン最適化(SEO)は、
公式ウェブサイトを自然検索結果で
ランクインさせる戦略です。
検索結果のランキングが上位に来ると、
認知度が上がり、中国人消費者に
信頼されるようになります。
 
中国で人気のECサイトで販売する:Tモール
 
Tモールは、中国で最も評価の
高い越境ECプラットフォームです。
Tモールは、高品質で本物の
商品のみ取り扱うため、
中国人による信頼を得ています。
 
Tmall.comの店舗は、海外ビジネスが
中国市場に進出する上では
最も効果的な方法です。
しかしながら、既に中国で存在を確立し、
売上の高いブランドのみ受け付けるハイレベルな
運営基準により、多くの企業が出店を
却下されています。
 
Tモールプラットフォームに出店する方法には
2つあります。
国内営業許可証がある場合は
Tmall.comに申請可能で、
海外ライセンスの場合は、
Tモールグルーバルへの出店が可能です。
 
ソーシャルメディアでオンライン評価を促進させる
 
中国では、ソーシャルメディアは
非常に効果的です。
中国人消費者は、ブランドをフォローして
コミュニケーションを図るのを好み、
中国人消費者との繋がりは必須です。
 
中国人の日常生活にはデジタル化が
浸透しており、各種ソーシャルメディア
プラットフォームでの広告展開は、
ビジネスには非常に効果的です。
 
主なプラットフォームの中でも、
WeChatは最適なプラットフォームの
一つです。
2016年の登録ユーザーは8.89億人で、
世界中のビジネスにとって強力なツールと
なっています。
 
また、あらゆる層により広く使用されており、
チーズの販促にとっても老若男女が
ターゲットにできます。
 
二番目に人気のプラットフォームは、
ウェイボーです。
より幅広いユーザーとの画像やコンテンツの
シェアができる強力なツールで、WeChatの
ユーザーベースには及びませんが、
2016年のアクティブユーザーは
2.6億人でした。
 
インフルエンサーが評価を獲得してくれる
 
中国では、インフルエンサー
(キーオピニオンリーダー、KOL)の
存在も非常に強力です。
単なる1ユーザーから、アカウントが大量の
トラフィックを生み出し有名になった人達です。
 
彼らは往々にしてセレブよりも人気が高く、
中国人消費者は、彼らのアドバイスを
信頼します。
中国人は影響を受けやすく、
KOLのようなステータスを高く評価するため、
より効果的であると言えます。
 
中国にはKOLと呼ばれる人々が
多数存在します。
ブランドに適合する人材が見つかれば
中国人消費者を魅了する上で有益ですが、
優良なKOLを見つけるのは
決して容易ではないので、時間と資金を
節約するには、プロのサポートが
必要と言えます。
 
 
 

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お問合せフォームよりお問い合わせ頂けると幸甚です。

   

参考記事はこちら
HUGE OPPORTUNITIES FOR CHEESE MARKET IN CHINA

「この記事はmarketingtochina.comの許諾を得て編集/翻訳(抄訳)/執筆しています。」

 

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