グローバルマーケティング(テクノロジー&広告)のニュースに特化したニュースサービスサイト(βversion)


中国のドローン事情

2019.03.9
Category: 翻訳記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
遠隔操縦の小型無人機のドローンを
扱うビジネスは、中国国内への広まりと活況が
約束されています。
政府公表の最新のガイドラインでは、
同セクターの売上を2020年までに
前年比40%増の600億元(91億米ドル)に
設定するとしています。
 
ドローン産業の市場規模は、
2025年にはさらに3倍の1,800億元
(273億米ドル)になる見込みです。
 
 
 

成長著しい中国のドローン市場

 
ドローン市場の成長は、2025年に売上が
750億元になると予測したアイリサーチ社の
2016年のレポートを上回ります。
中国ではドローンは個人利用に加え、
マッピングや調査などでの利用が急増し、
ここ数年ドローン産業は急成長を見せています。
 
政府の産業情報技術部によると、
中国はデジタルドローンの製造で世界の
リーダー的な存在になるとのことです。
 
アメリカの調査会社、グランドビューリサーチの
最新研究では、商用ドローンの市場規模は
2022年に20億7千万米ドルになると
予測しています。
 
最も重視されている分野は、
ドローン用アプリ開発と、農業や
行政機関向けドローンです。
軍事用のほか、警察組織や救助活動、国土管理に
携わる機関による利用増加が予想されます。
 
 

1. 鳥そっくりなドローン

 
あまりにリアルで音もしないため、
レーダーや野鳥にも気づかれない最新型の
ドローンが西安の西北工業大学の科学者によって
開発されています。
 
ステルス戦闘機J-20の開発に携わる
Song Bifeng教授の指導のもと、
鳥を形取ったドローン開発計画、
鳩を意味するコードネーム
「Colomba(イタリア語)」
プロジェクトが準備されています。
 
既に中国の5つの省の30ヶ所以上の軍事、
行政組織で利用されています。
これは固定翼や新式の回転翼を持つ通常型の
ドローンではなく、鳥の上昇や下降、
飛び立つ時の動きを忠実に真似たドローンです。
 
このプロジェクトに携わるある研究者の
報告によると、プロジェクトの目標は
「生態学的」工学技術により、人に悟られず、
レーダーさえも検知できない新世代型ドローンを
開発することだといいます。
 
 

2. 農業用ドローン

 
世界最大の商用ドローンメーカーのDJIは、
農業用ドローン製造に1千万元
(1億4,600万米ドル)を投じ、
さらに来年までに操縦士を育成することを
計画しています。
 
同社は新たなアウトレットショップを
1,000ヶ所オープンするほか、
2万人以上のプロ操縦士の訓練や、
中国各地に600ヶ所以上のトレーニング支店を
2019年に開設する予定です。
 
また、農業用ドローンの購入補助金を増額し、
売上や保守点検、アフターケアを
改善させるとのことです。
同社は昨年12月に、効率性と精度を
高めた動力システムや、積載量も
向上させた農業用ドローン「T16」を
売り出しました。
 
T16の操縦士は1時間に約10ヘクタールの
農薬散布が可能です。農業の近代化により、
高度な農業機具への需要が劇的に高まっており、
産業統計によると、中国の農業用ドローンの
普及率は2023年に40%以上、売上は
160億元になるとのことです。
 
 

3. 配送を担うドローン

 
中国ではアリババに次ぐ通販サイト大手、
NASDAQ上場のJDが過去3ヶ月間に
15万回のドローン配送を実施しています。
中国の農村地域は6億1,800万人いる
見込みある市場にもかかわらず、配達手段を
用意できないことがままあります。
 
JDのドローン部隊は、四川や江蘇、陕西、
貴州などの各省で、半径40キロ以内なら1日に
40ヶ所回れるドローンを
日常的に使用しています。
 
アマゾンは家の玄関まで配達するとの
ふれこみですが、JDは地域の
配送センターまで商品を届けます。
これにより安全上の問題を回避でき、
最大積載量10kgのドローンの飛行回数を
最大化できるのです。
 
 
 

ADKによる中国市場ウェブマーケティングサービスについて

 

ADKでは、中国市場における
ウェブマーケティングサービスを提供しております。
ご興味のある方は、
お問合せフォームよりお問い合わせ頂けると幸甚です。

   

参考記事はこちら
HOW TO MARKET YOUR DRONE IN CHINA?

「この記事はmarketingtochina.comの許諾を得て編集/翻訳(抄訳)/執筆しています。」

 

・本記事は情報提供を目的として株式会社アサツーディ・ケイ
 (以下「弊社」といいます。)
 が作成した記事であり、特定の金融商品の推奨
 (有価証券の取得の勧誘)
 を目的とするものではありません。
・本記事は、弊社が信頼できると判断した情報等に
 基づいて作成されていますが、弊社がその正確性・完全性を
 保証するものではありません。
・本記事に記載された過去のデータは、将来の結果を示唆あるいは
 保証するものではありません。
・本記事に記載された見解は情報提供を
 目的とするものであり、いかなる投資助言を提供するものではなく、
 また個別銘柄の購入/売却/保有等を推奨するものでもありません。
・記載された見解は記事作成時点のものであり、
 将来予告なしに変更する場合があります。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

Global Marketing Laboの更新通知を受け取る

当サイトの記事を1週間に1通のペースで更新情報や新着記事情報をお届けします。
下記のフォームにメールアドレスを入力してください。

更新通知を受け取る

当サイトの記事を1週間に1通のペースで更新情報や新着記事情報をお届けします。
下記のフォームにメールアドレスを入力してください。

▲ページTOPに戻る