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中国の越境Eコマース、武漢サミットや決済サービスの台頭など、熱気は高まる一方?

2019.03.16
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
代理購入業者をターゲットにした、
電子商務法の施行に伴い、
正規の越境Eコマース業者たちが
勢いついています。
 
 
 

熱気高まる中国越境Eコマース、武漢サミットや決済サービスについて

 
中国国内でもさまざまな動きがあります。
代購業者の代わりに輸入を
担うつもりなのはもちろん、
輸出にも闘志を燃やしています。
今回はそうした熱気をお伝えしようと思います。
湖北省・武漢のケースと決済サービスを
取り上げます。
 
 

1. 武漢、越境Eコマースサミット

 
2月末、武漢市で、
武漢越境Eコマース発展サミットが
開催されました。
億邦動力、アリババ、網易考垃、小紅書、
亜馬遜(アマゾン)eBay等の
国内外有名企業が参集し、
越境Eコマースの未来について
話し合っています。
 
まず、オピニオンリーダーの
発言から聞いてみましょう。
 
億邦動力(Eコマース専門メディア)董事長は、
越境Eコマースは、物流インフラの発展に伴い、
新業態の育成、産業の転化を実現する、
と述べました。
 
また杭州から武漢、成都に至る
“越境Eコマース回廊”が形成されつつあり、
ますます中西部への産業集積が進むだろう、
と指摘しました。
 
ネットイースコアラ(網易考垃)研究所長は、
Eコマース最大の特徴は、需要側と供給側の
結合が進んでいることだ、と述べています。
越境Eコマースを武漢に誘致した場合、
“巣を築いて鳳(おおとり)を引き入れる”
ごとく、産業結合が生起し、伝統産業のレベルが
上昇すると指摘しています。
 
アリババ戦略発展部の責任者は、
アリババは新零售(ニューリテール)の推進に、
武漢を最適の都市と見ている、
ここで中部地区の新しい方向性を見出したい、
と述べました。
 
 

2. 越境Eコマース総合試験区

 
中国には全国35カ所の
越境Eコマース総合試験区があります。
越境Eコマースの取引、決済、物流、通関、
税金還付、送金などの技術標準、業務過程、
監督モデル、情報化などの先行実験を行い、
制度や管理の刷新、サービス内容の発展を
目指しています。
 
最初の試験区は2015年3月、杭州市に
設立されました。
アリババの本拠地です。
2016年1月には、上海、天津、深圳、
広州など12都市、さらに昨年6月には、
北京、武漢、長沙、瀋陽など22都市にも
設立されます。
 
つまり武漢は35分の1に過ぎず、
しかも設立時期では3番手です。
うかうかしているわけにはいきません。
電商法の施行に伴い、試験区からの輸出には、
新規の免税措置を受ける特典があるからです。
 
そのため湖北省政府は
「武漢越境電子商務総合試験区実施方案」を
発布しました。
 
オンライン総合サービスプラットフォーム、
オフライン総合園区プラットフォーム、
人材総合サービスプラットフォームの
3大プラットフォームを構築し、情報共有、
金融サービス、スマート物流、信用管理、統計、
リスク管理の6大システムを運用します。
 
武漢市と湖北省は、サミットの開催により、
越境Eコマース業者に対するサポート体制を、
大きくアピールすることに成功したようです。
 
 

3. 発展のカギは決済サービス企業?

 
先日、アリババ
(金融子会社のアント・フィナンシャル)が、
国際送金と外国為替ソリューションサービスの
英国企業「ワールドファースト」を
買収して話題となりました。
 
同社は資金移動の専門家として重宝され、
取引額は10億ドル以上です。
中国でもすでに2万以上の越境Eコマース業者が
利用していました。
 
この会社をアリババが抑えたのです。
マスコミには、アリペイの英国進出か?
とありましたが、
狙いは新しい国際送金システムの構築でしょう。
 
一方、中国にも同様の会社があります。
それは2015年6月、
杭州越境Eコマース総合試験区に設立された
Ping Pong金融です。
同社は越境Eコマースの決済サービスを、
1%を超えない料率で行っています。
これは通常の2分の1以下です。
 
現在、継続的にサービスを提供している取引先は
25万社を超えています。
米国、欧州、香港、日本、厦門、深圳、上海に
支部を持ち、300人の従業員を抱え、
“準ユニコーン企業”にまで成長しました。
 
2月末、同社はシリーズC融資をまとめました。
金額は不明ですが、インベスターには、
専業の投資機構がずらりと並んでいます。
 
つまり越境Eコマースの発展には、
決済がネックとなっており、
そのソリューションへ向けて、
この2ヵ月大きな動きがあったことになります。
 
 
 

まとめ

 
武漢総合試験区は、最先端を行く杭州総合試験区
に対抗しなければなりません。
電商法の施行、35試験区の本格稼働、
決済サービスの充実。2019年は、
どこから見ても、越境Eコマースの
ターニングポイントの年になることは
間違いありません。
 
 
参照
https://m2.people.cn/r/MV8wXzEyMzkwOTA3XzE0ODVfMTU1MTMzODIyNA==?source=da&tt_group_id=6662947123320848908
https://baike.baidu.com/item/pingpong/3286216?fr=aladdin
 
 
 

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