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中国のマーケティングにおけるTikTok人気

2019.04.12
Category: 翻訳記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
TikTokは現在の中国の若い世代に
紛れもなく一番愛されているアプリです。
中国では「抖音(Douyin)」の名で
知られるTikTokは2016年9月に
サービスが開始されました。
 
アメリカの市場調査会社eMarketer
によれば、1日のアクティブユーザー数が
短期間で倍以上の成長を見せ、
2017年12月の1,740万人から
2018年3月には4,560万人に
なりました。
 
2018年の第1四半期には、
iOSアプリとしてはゲームを除くアプリの中で
世界で一番ダウンロードされています。
 
現在TikTokにはアクティブユーザー
(DAU)が2億人以上、
月間のアクティブユーザー数(MAU)は
4億人以上いるといいます。
ユーザーには女性(60.7%)が多く、
全ユーザーのうち66.7%は18〜24歳の
若い世代です。
 
そのためショート動画はここ1年で
マーケッターやメディア関係者にとって
大きな焦点になりました。
 
2016年の年末以降において、
15秒から数分のショート動画アプリは
中国で急成長しているアプリカテゴリの
一つです。
 
 
 

急成長する中国のソーシャルメディアアプリ、TikTok

 
eMarketerが2017年に
行った調査で、回答者の22%が
主にライブ配信やショート動画を
ソーシャルメディアマーケティングの
一つとして活用していると答えています。
 
2018年の調査時にはその割合が
40%も増加し、回答者の62%がこの戦略を
採用しているのです。
 
 

1. TikTokとはそもそも何か?

 
TikTokのコンセプトはシンプルで、
好きな曲をバックに口パクしたり踊る様子を
撮影したショート動画をアプリにアップして
共有することです。
 
作成した動画の加工もでき、
フィルターをかけたり、
その他にも様々な機能が使えます。
ふつうは一般ユーザーが作成した動画に
音楽を流すかは任意ですが、
TikTokの場合、音楽は動画作成において
メインとなる存在です。
 
動画のテーマは音楽次第で決定し、
15秒間のストーリーを構成するシナリオ
またはテンプレの役割を担っているのです。
 
モノマネは一般ユーザーが動画を
作成しようとする一番大きな動機になります。
また、クリエーターや影響力のあるユーザーが
創り出した動画のテンプレやコンセプトは、
一般ユーザーが動画を作成するハードルを
低くしてくれています。
 
動画の更新情報には15秒間の動画が
途切れず配信されており、
ユーザーはそこから動画のコンセプトを
学べます。
 
内容は主に若者が飲食や料理をしたり、
情熱的な口パクやコミカルなダンス、
アート制作、可愛い動物を抱いている動画です。
TikTokの動画のほとんどは面白ビデオで
占められています。
 
Tencent Market
Insight によるTikTokと
動画編集・共有アプリ「快手(Kwai)」の
ユーザー研究では、アプリを使う目的として、
ユーザーのうち82.3%は面白い動画の視聴、
56%が才能のある人を見るため、
54.1%が日常に興味があるためと
答えています。
 
そもそもTikTokとは、
スマホの画面いっぱいに映る
面白いショート動画と、
強烈なユーザー体験を作り出す高性能の
AIを組み合わせた
ソーシャルネットワークアプリです。
 
動画は人による選別と機械学習の
組み合わせに基づくレコメンドシステムにより
配信されています。
 
 

2. TikTokマーケティングの戦略の立て方

 
マーケッターは日々、中国の
2大ソーシャルメディアの微博(Weibo)と
WeChatのニュースにさらされています。
 
中国では超人気アプリなので、
ブランドの認知度アップには社内の
マーケティング資源を
この2大プラットフォームに
全て注がなくてはならないと考えがちです。
 
しかし、TikTokで
展開されている広告量から、
抜け目ないマーケッターは
TikTokマーケティングの可能性を
探る先駆者的存在になろうとしているのが
わかります。
 
KOL(キーオピニオンリーダー)
によるおすすめや自社広告の手段があっても、
マーケッターがショート動画アプリを
ブランドメッセージの伝達に理想的な
媒体として注目しているのは
驚くことではありません。
 
ショート動画のプラットフォームで最も効果的な
広告に関して、テンセントが
2018年3月に行った調査によると、
アプリのユーザーは男女問わずクリエイティブで
面白いコンテンツを取り上げた広告には非常に
寛容である一方、「従来型の」有名人を
起用した広告には全く興味を持たないことが
明らかになりました。
 
 

3. TikTokのインフルエンサー

 
TikTokの人気が高まるにつれ、
TikTokインフルエンサーとの提携コストも
増えてきています。
 
TikTokが大人気でも、
マーケッターの間では熱い議論が
戦わされています。
ROI(投資収益率)やTikTokが
ブランド戦略に合っているか、
めまぐるしく変わるユーザー層が
議論の主な焦点です。
 
しかし中国の巨大な人口を考慮すれば、
超人気アプリの大規模なユーザーベースは
利用価値があり、ニッチな顧客層とはいえ
常につながりを持っておく余地が必要です。
 
 
 

まとめ

 
TikTokは間違いなく、
2019年にマーケット担当が活用を
検討すべき中国のソーシャルメディアアプリの
一つといえます。
TikTokの絶大な人気が続くことが
予想されるからです。
 
しかし、ユーザーのショート動画疲れにより、
ユーザー数が高止まりし始めている可能性が
あることも認識しておく必要があります。
 
圧倒的に若く豊かな視聴者の存在が、
TikTokをZ世代
(2000年代初頭生まれ)への切り込みを
狙うブランドにとって興味深いプラットフォーム
にしています。
 
また、TikTokの圧倒的な
女性ユーザーの数は、若くて裕福な女性消費者に
リーチしたい広告主にとりとても魅力的です。
 
 
 

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参考記事はこちら
WHY IS TIKTOK SO POPULAR FOR MARKETING IN CHINA?

「この記事はの許諾を得て編集/翻訳(抄訳)/執筆しています。」

 

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