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中国のフィットネス産業の市場規模

2019.04.15
Category: 翻訳記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
今日、中国でマストとされるのは
ランニングです。
これは中国全土で見られるトレンドで、
個人的に行うワークアウトや、
コミュニティの間で行われる
アクティビティとして、
体力づくりのワークショップの
開催としても見受けられます。
 
中国では食生活による健康的なライフスタイルは
スポーツと結びついているのです。
 
 
 

中国のフィットネス市場分析と問題点

 

1. 市場分析

 
このトレンドはフィットネスジムや
スポーツイベント市場のブームを
引き起こしました。
 
ここ数年で3万7千ヶ所以上の
フィットネスクラブが次々に中国にオープンし、
2016年には328のマラソン大会が
開催され280万人が参加しています。
 
5年前に比べて参加者が14倍に増加したと、
中国陸上協会(CAA)や
中国フィットネス業界白書
(2016、2017年)が報告しています。
 
この現象の背景には健康増進や体力を
向上させたいという人々の意欲があり、
成果を人と共有したり、
公開したいという考えとも一体となっています。
 
そしてそれはファッションや美容など、
様々な分野においてベストでありたいという
願望と密接に関わってもいるのです。
 
中国の消費者の嗜好や要望に
寄り添ったスポーツブランドは好調で、
今のところナイキとアディダスが
この市場のツートップです。
 
アディダスの中国での売上は2016年に
28%伸びており、一方ナイキは
2017年第4四半期の売上が前年比2桁の
成長を見せています。
 
アメリカの調査会社IBISワールドの
フィットネス業界報告によると、
2012年から2017年のフィットネスと
ジム業界の年間成長率は12%で、
2017年の売上は63億1千万米ドルでした。
 
業界の担い手は様々で、年会費が6千〜1万元や
それ以上する最高級フィットネスクラブも
含まれています。
 
一般的なジムのチェーン店の年会費は2千元か
それ以上です。
また、価格にバリエーションを
持たせた月払い制のO2O
(オンライン・ツー・オフライン)企業も
存在します。
 
最高級クラスのジムは利益が出るよう良好な
キャッシュフローの維持に注力し、
時間に制約があって効率を求める
「知的労働者」をターゲットにしています。
 
小規模なジムは立地と利便性の重要性を
理解しており、大学周辺や住宅街を
ターゲットとしています。
ジムのO2Oプラットフォームは顧客と
地域のジムをつなぎ、ユーザー向けのアプリも
提供します。
 
アプリでは提供プログラムを確認したり、
パーソナルトレーナーの予約や月額料金の
支払いも可能です。
しかし、実店舗はオンラインシステムとは
別れているため口コミによる宣伝が不足したり、
ユーザー体験の保証が難しいうえ、
ピーク時の混雑リスクもあります。
 
 

2. 精力的な広告を繰り広げる中国のフィットネス業界

 
市場ではナイキとアディダス以外に、
Anta(アンタ)のようなブランドが
次に続き、以下Li-Ning(リーニン)や
ニューバランス、アンダーアーマーなどの
ブランドがシェアを分け合っています。
 
これは海外ブランドが中国で優勢であることを
示すものですが、同時に市場には
まだ余裕があるともいえます。
 
アンダーアーマーのシェアは
わずか0.3%ですが、
同社の2016年第3四半期の
収支報告によると、売上が前年の
8千万米ドルから2倍になる見込みです。
 
アンダーアーマーはバスケットボールの
スター選手、ステフィン・カリーを
ブランドアンバサダーに起用しています。
カリー選手によるトレーニングや
バスケット用品の宣伝が成功の
理由だと認められています。
 
同ブランドはブランドのイメージ向上に
大いに注力し、中国の消費者に
「最高品質と値下げはないこと」を
認知させました。
 
これでアンダーアーマーは最高級ブランドの
象徴となり、セールに落胆させられることも
ありません。
スポーツウェア市場におけるシェアは
決して大きくないものの、
高級で完全なるスポーツウェアブランドと
認識されています。
 
このことは小規模なブランドでも適切な
マーケティングおよびブランディング戦略を
展開できれば、中国で成功できるということを
示しています。
 
専門のスポーツスタジオも業績は好調です。
フィットネスジムとは異なり、
このような体験型のスタジオではヨガや
ピラティス、ボクシングのテクニックを
教えています。
 
参加者はコミュニティに
参加する機会があるため、
トレーニングを断念する可能性は低いです。
 
フィットネス用アプリも順調で、
有料のトレーニングビデオや共有可能な
ワークアウト記録システムが提供されています。
 
中国で有名なフィットネスアプリに
「Keep(キープ)」があり、
2016年10月までに6,000万人を集め、
2017年8月にはユーザー数が
1億人を突破しました。
 
問題点もいくつかあります。
ジムの入会は衝動的にする人がほとんどで、
会員になってもジムに行かない人も多いです。
 
そしてほとんどのジムは年単位で会員を
募集しており、
収容能力を超える会員を集めています。
また、利益を上げるためパーソナルトレーナーの
宣伝をしていますが、トレーナーに能力がなく、
効果がないと感じた顧客は
行くのをやめてしまうのです。
 
 
 

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ADKでは、中国市場における
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参考記事はこちら
HOW BIG IS THE FITNESS INDUSTRY IN CHINA?

「この記事はの許諾を得て編集/翻訳(抄訳)/執筆しています。」

 

・本記事は情報提供を目的として株式会社アサツーディ・ケイ
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・本記事は、弊社が信頼できると判断した情報等に
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