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PKQって何?新時代を担うエースたち、拼多多、快手、趣頭条の3社は急成長中。

2019.04.22
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
中国のIT巨頭を表す、
BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)は、
世界中で有名になりました。
 
それに続くTMD 
T=Toutiao(バイトダンス)
M=Meiduan(美団点評)
D=Didi(滴滴出行)も、
各社が大活躍したことにより、
定着しつつあります。
 
 
 

P(拼多多)K(快手)Q (趣頭条)の現状とその将来

 
最近は、さらにその次を担う
PKQという言い方が、世に出ています。
P=Pinduoduo(拼多多)
K=Kuaishou(快手)
Q=Qutoutiao(趣頭条)の
3社の頭文字です。
 
それぞれ、どのような会社なのでしょうか。
現状とその将来を探ってみましょう。
 
 

1. 拼多多

 
この中で最も有名なのは「拼多多」でしょう。
今話題の社交電商と呼ばれる、
共同購入型ネット通販の象徴になりました。
今年1月末、「拼多多」の
株式時価総額(米国ナスダック市場)が
「京東」を上回り、話題となりました。
 
これは拼多多の急成長を端的に表しています。
創業3年余りで、ネット通販2位、社歴20年の
京東に追いついたのです。
 
拼多多の特徴は、顧客の65%が
三~五線級都市の住民という点です。
一線級都市とは、北京、上海、深圳、広州、の
4都市です。
 
その下に新一線級が15都市、
二線級が30都市あり、
有名な都市はほとんどこの中に入ります。
拼多多は、それ以下の地方都市に
大きく依存しているのです。
 
女性比率が70.5%と高いのも特徴です。
25~35歳が57%、大部分は既婚者です。
拼多多成功の理由は、地方都市の主婦に、
初めてのネット通販利用を促したことです。
 
もう1つの成功要因は、テンセントです。
昨年7月の上場時点で17.8%の
大株主であるとともに、
同社のWeChatミニプログラム(小程序)に
参加したことが、急速なユーザー獲得の
決め手となりました。
 
1月は時価総額の話題で
盛り上がったのもつかの間、
3月の決算発表では、市場予想を裏切りました。
2018年は、売上131億2000万元に
対し、39億5830万元の巨額欠損を
出しました。
 
GMV(一定期間の契約総額)は
4716億元で、前年比234%に
増加しています。
それにも関わらず財務は好転せず、
失望売りを誘いました。
今年は早くも正念場でしょう。
 
 

2. 快 手

 
快手は、中国版YouTubeと呼ばれる、
動画共有、視聴アプリです。
2011年に誕生した雑多なアプリの
1つでしたが、2012年から
ショートビデオコミュニティを指向します。
 
2015年にはユーザー数1億、
1日当たり視聴数(DAU)は260万を突破、
軌道に乗ります。
2016年にはユーザー数3億と一挙3倍に
増加します。
 
そして2017年3月、テンセントは
3億5000万ドルの戦略投資を行います。
テンセント創業者の馬化騰は、
快手に“温度を感じ”自ら投資を決断しました。
 
2018年、中国初の弾幕視頻
(コメント機能付き)動画サイト、
AcFun(通称A站)を買収し、
ラインナップに厚みを加えます。
 
2018年末のDAUは1億6000万、
MAU3億と見られ、
あのTik Tokと激しく競っています。
ユーザーは25歳以下が62.5%を占め、
95后に大きく依存しています。
 
また一二線級都市の住民が多いのも特徴です。
営業成績は、2017年の資料ですが、
7億元の利益を計上しています。
 
 

3. 趣頭条

 
趣頭条は、新世代のニュース、情報アプリです。
拼多多よりもさらに早く、
設立後わずか2年4カ月で、
米国ナスダック市場への上場を果たしました。
 
八卦(占い)、娯楽、ジョークなどに力を入れ、
主に地方都市ユーザー、
“草の根”にアピールしました。
これは拼多多と同じ方向性です。
郷土版「今日頭条」とも呼ばれています。
 
今日頭条は、中国トップの
本格派ニュースサイトです。
Tik Tokと並ぶ、バイトダンス社の
2枚看板です。
 
2018年の売上は30億2000万元、
前年比484.5%の大幅増となりました。
また第四四半期の月平均MAUは9380万、
前年比286%でした。
ただし、米国会計基準では、
利益は出ていません。
 
趣頭条は2018年3月、
シリーズB融資をまとめ、
2億ドルを調達しました。
そのときテンセントやシャオミが
インベスターに名を連ねています。
そして同年10月のIPO時、
テンセントの持ち株は7.7%でした。
 
 

4. テンセントの3枚のエース

 
PKQの特徴は、いかにもスタートアップに
ふさわしい急成長にあります。
PとQは上場してもなお、資金需要は
追いつかず、赤字が続いています。
黒字転換の目途は付くのでしょうか。
Kは昨年から香港市場上場の噂が流れ、
3社の中では、打つ手が残っています。
 
そして、PKQは
3社そろってテンセント系です。
トランプに例え、テンセントは3枚の
エースを持っている、と称され、
同社の定評ある投資戦略が表れています。
 
ところが3月末、Qに対して、
アリババが出資する、というニュースが
飛び込んできました。
今後の動向が注目されます。
3枚のエースは、その争奪戦も含めて、
IT界の話題の中心であり続けそうです。
 
 
参照
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1627889913449440963&wfr=spider&for=pc
https://www.kuaishou.com/about/
https://www.toutiao.com/a6673698278376210951/
 
 
 

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