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近未来インバウンド消費の新勢力、中国00后と90后はどれほど違う?

2019.05.17
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
経済成長の続く中国では、
それに比例して世代間ギャップが拡大しました。
それを表す最初の言葉は80后
(1980年代生まれ)でした。
次に90后、95后、00后と続きます。
 
 
 

中国新世代の実情

 
昨年、IT巨頭のテンセントは
「騰訊00后研究報告」を発表しました。
初の00后に対する本格分析として
大きな反響がありました。
それは今も続いています。
最新の反応を交えて、新世代の実情を
見ていきましょう。
 
 

1. 00后来襲

 
「00后の研究」には
“00后来襲”というタイトルが付いています。
異星人扱いです。
ショッキングな内容なのでしょうか。

2018年、最初の00后が成人を迎えました。
新しい時代の始まりです。

80后90后と違い、00后に兄妹は
ほとんどいません。
さらに両親も一人っ子の“独生二代”です。
それにインターネットとともに成長した
“第一世代”であること、これらの要因により、
彼らは、独特の価値観を身に付けました。
 
 

2. 00后の家庭、学校

 
まず、彼らの生育環境です。

子供の意見をよく聞く親の割合
(90后/00后)

19% 29%

学生の解釈を尊重する教師の割合
(90后/00后)

48% 53%

親、教師とも物分かりがよくなっています。
しかし、平均課外学習時間は

90后 1時間  00后 3時間

と実に3倍です。逆に90后より勉強に
打ち込める環境が整っている、
とも言えるでしょう。
 
 

3. 00后の主要な価値観

 
報告は続いて00后の価値観を紹介しています。

1 自我…多くの決定は、自分の
 意思に基づいて下す。66%

2 自己表現とは好きな分野を極めること
 …仕事や消費へこだわりが強い。72%

3 家庭資産は重要…ある程度、豊かでなければ、
 有用な経験は積めない。65%

4 積極性…自ら主体的に興味のある分野を
 開拓する。73%

5 権威を信用しない…初めての問題に
 遭遇したとき、自力で資料に当たる。69%

6 自分の考えをはっきり言う…
 目上の前でもはっきり意見を言う53%、
 国家、社会の問題に自分の意見を表明する45%

7 帰属感を求める…もっと長く仲間との
 時間を過ごしたい。75%

8 他人を尊重…友人と観点が違っても、
 その意見を尊重する。66%

9 自己のイメージ管理…対応は相手により
 同じでない。69%

10 自己のイメージ作り…SNSへの発信内容も
 また同じではない。37%

11 社会意識の高さ…現在の生活に満足。56%、
 集団の利益は個人の利益より重要。61%

12 社会的な行動…自分に関係のない国家や社会の
 事件に関心を持つ。61%
 
 

4. 00后の消費性向

 
最後は消費に対する態度です。

1 ブランドや偶像に信念を持つ…好きなブランドは
 自分独自の見解である。60%、
 偶像には、自分の趣向を堅持する。92%

2 趣味に入れ込む…
 自分の趣味に金を惜しまない。62%

3 自己能力の範囲…
 支払い能力以上の出費は行わない。84%

4 KOLの影響低下…キー・オピニオンリーダーや
 スターの推奨商品を信じる。16%

5 SNSでの活動を希求している…
 相互活動が大切。60%、
 自分の発信は得意分野。50%

6 国産と外国産の差…すでに差はない。50%以上

 KOLや外国産など、これまでの概念に
 とらわれず、自分の意見を固める傾向です。
 
 

5. 00后の貯蓄性向

 
最後は貯蓄性向です。
90后の平均貯蓄額は815元なのに対し、
家族の愛や資源を兄妹とシェアする必要のない
00后は1840元と
2倍以上貯め込んでいます。(90后/00后)

貯金ゼロ     49% 31%
1~999元     24% 24%
1000~1999元   9% 10%
2000~4999元   9% 12%
5000元以上    10% 23%

90后の金使いに関しては

貯金している…26%
使いすぎだと思う…36%
月光族(収入以上に使う)…38%

と使い過ぎを指摘する調査もあります。
00后になると貯蓄性向は格段に
高まっています。
 
 

6. 日本化へ進む?

 
中国でも20代の若者(90后〉が、
「最近の若いやつの考えはさっぱりわからん。」
と嘆く時代になりました。
90后を研究した別資料は幸福感の違いとして

70后…安穏な生活
80后…事業の成功
90后…自分のやりたいことをやる

と世代差を強調しています。

スキあらば貪欲に儲けを狙う80后以前の
たくましい世代に比べ、90后、とくに00后は
堅実で面白くなくなったとも言えます。
「宅男」と呼ばれるオタクが増え、
「佛系青年」とよばれる無感動な生き方が
流行語となるなど、“日本化”する傾向も
見られます。

一方では海外自由行(フリープラン)や
一人旅もこなし、独立心も備えています。
どちらも、自分のやりたいことをやる、
には変わりないのかも知れません。
 
 
 

まとめ

 
やがてインバウンドの主力となるかれらの
動向には、00后90后の区別を始め、
十分注意を払いましょう。
 
 
参照
https://pit.ifeng.com/a/20181222/60206449_0.shtml
 
 
 

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