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5月1日の労働節4連休、観光収入は国内外とも大幅増で成功裏に終わる。その内容は?

2019.05.22
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
日本のGWは、改元に伴い史上初の
10連休となりました。
中国も単独の祝日だった5月1日の労働節に
休日を追加し、史上初の4連休を実施しました。
 
 
 

中国の労働節4連休を分析、評価する

 
メディアは“小長暇”
(ちょっとした長めの休暇)と表現し、
効果について分析を加えています。
どのような評価となったのでしょうか。
 
 

1.日本人の中国旅行

 
中国はその正確性はさておき、
素早く統計資料を発表します。
日本10連休の動向もJTBの概算を
基に分析しています。
 
それによれば、日本の国内外旅行者は
2467万人、前年比1.2%のプラスで
史上最高を記録しました。
中国への訪問客は、国別で第2位、
9万4000人、前年比8%増でした。
 
中国オンライン旅行会社トップ、
携程(シートリップ)の扱った日本人客は
前年比倍増となり、国別では第5位でした。
 
日本人客の年代別では、
1980年代生まれが38%、
同90年代29%、2000年代5%と、
若い世代が全体の72%を占めました。
旅程では4~5日が36%、6~8日が
28%でした。
 
人気目的地は、
 
1位…上海、2位…北京、3位…大連、
4位…青島、5位…天津、6位…広州、
7位…成都、8位…西安、9位…瀋陽、
10位…ハルビン。
 
観光地別は、
 
1位…故宮、2位…珠江、3位…秦始皇兵馬俑、
4位…黄山、5位…上海海昌海洋公園、
6位…上海ディズニーランド、7位…拙攻園、
8位…万里の長城、9位…寧波方特楽方神画、
10位…留園、の順でした。
 
大都市と有名観光地に集中しています。
 
 

2. 中国人の国内旅行

 
文化旅游部(観光庁に相当)の推計では、
国内すべての観光地で、旅客数、観光収入とも
増加しました。
 
国内旅行客総数は、1億9500万人、
13.7%増、観光収入は
1176億7000万元、16.1%増でした。
文化及び旅行消費は501~1000元が
全体の38%を占めました。
 
旅客の平均滞留時間は2.25日となり、
これは4月上旬の清明節3連休に比べ、
9.5%伸びています。
 
以下、官製メディアの「環球網」の報じた
「2019“五一”国内出旅游数居報告」から
詳しく分析しましょう。
 
目的について
 
自然景観…36.1%、
テーマパーク…26.3%、
人文景観(文化財)…26.0%、
静養…8.0%、演芸…3.5%。
 
日程
 
日帰り…61.8%、1泊2日…28.7%、
2泊3日…3.9%、3~5泊…3.3%、
それ以上…2.2%。
 
世代
 
80后…42.4%、90后…36.8%、
70后…12.3%、60后…4.6%、
00后…3.9%
 
同行者
 
一人旅…22.1%、二人…29.0%、
3~5人…32.9%、それ以上…16.0%
 
目的都市ランキング
 
1位…蘇州、2位…常州、3位…杭州、
4位…上海、5位…嘉興、6位…鄭州、
7位…武漢、8位…寧波、9位…重慶、
10位…洛陽。
 
観光客を送り出した都市ランキング
 
1位…上海、2位…北京、3位…蘇州、
4位…杭州、5位…武漢、6位…南京、
7位…鄭州、8位…重慶、9位…西安、
10位…成都。
 
日本人観光客とは全く違い、交通の便が良い、
長江デルタの水郷都市に集中しています。
時期的には最もよい季節なのでしょう。
 
 

3. 中国人の海外旅行

 
海外旅行は、前年同時期に比べ、
2倍以上増加しました。
 
国別では、タイ、ベトナム、日本、
シンガポール。
都市別は、バンコク、ニャチャン(ベトナム)、
シンガポール、大阪、パタヤ、プーケット、
香港、マカオ、東京、チェンマイに人気が
集まりました。
 
旅程は、4~6日に集中しています。
タイの圧倒的な人気が目立ちます。
ビザ要件の緩和も影響したようです。
なお1人当たりの平均消費額は
3800元でした。
 
もう1つ面白いデータがありました。
それはアリババのモバイル決済、
アリペイの国別使用ランキングです。
 
1位…香港、2位…タイ、3位…韓国、
4位…日本、5位…マカオ、6位…台湾、
7位…マレーシア、8位…オーストラリア、
9位…シンガポール、10位…カンボジア
 
となっていて、一人当たり平均消費額は
1800元です。
華僑や中国系住民の多い国、中国人観光客の
多い国ばかりですが、
ベトナムは入っていません。
何か期するものがあるのでしょうか。
 
 
 

まとめ

 
いずれも初の試みだった日本の10連休と中国の
4連休は、基本的にうまくいったようです。
中国の地方メディアは、地元の観光収入の伸びを
競うように伝えています。
 
政策的に急ごしらえした4連休でしたが、
観光需要の創出には成功し、
米中貿易摩擦などの苦境もしばし忘れることが
できました。
おそらく労働節連休は、来年以降、
定着するのではないでしょうか。
 
 
参照
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1633042619878329711&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1632863935059152889&wfr=spider&for=pc
 
 
 

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