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中国でもお一人様経済が勃興?最新の独身生活事情と結婚レポート

2019.06.6
Category: 執筆記事
執筆者/編集担当者: nakajima

 

はじめに

 
中国人独身男性の結婚難については、
これまでもたびたび紹介されてきました。
長期間に及んだ一人っ子政策
(1979~2015年)が、
男女間人口比のアンバランスを助長させ、
男性たちを苦境に陥らせたのは、
間違いないでしょう。
 
 
 

中国、今後の家庭生活を分析する

 
現在の独身人口は、2億4000万人、
今後も更なる増加が見込まれています。
また思想の“開放”により、
結婚のイメージも大きく変わっています。
 
中国の家庭生活は、
どうなっていくのでしょうか。
最新の記事を参照しつつ、
現在何が起こっているのか、
詳しく分析してみましょう。
 
 

1. 中国の家庭は解体危機?

 
多くの女性は幸福を偽装している?
2019年3月、民政部門の
発表したデータによれば、
2018年の結婚登記件数は
1010万8000件でした。
 
それに対して離婚登記は、
380万件に及んでいます。
結婚に対する離婚の割合は37.6%です。
2010年は、結婚1673万件、
離婚267万8000件で、
16.0%でしたから、2倍以上になりました。
 
中でも、黒竜江省63.1%、天津62.3%、
吉林省62.1%、遼寧省54.2%など、
なぜか北方では極めて高率です。
 
ある学者の説によれば、中国では既婚女性の
少なくとも7割が、幸福を装っています。
SNS上で幸福を装うのは、
ちょっとした演技力を発揮すればよく、
比較的簡単です。
 
しかし、幸福な中産階級を演じ続けるうち、
だんだん精神は屈折し、
離婚の引き金を引くことになります。
 
中国の三大離婚原因は、喧嘩による一時別居、
配偶者が一線を超えたこと、
生活瑣事に我慢できないことです。
こうした問題に対処するため、
各地方に婚姻危機サービス機構が開設され、
婚姻の“救済”つまり夫婦関係修復に
当たっているようです。
 
このようなデータや情報は、
若者層を結婚からの逃避へ向かわせるでしょう。
しかし一方では、パートナー探しは
活性化している、という主張もあります。
 
 

2. お見合いは低年齢化

 
結婚支援サイト「婚恋網」の調査によると、
中国人独身男女の7割は、
お見合いの経験を持っていました。
そのうちの4割は毎年3回以上行ったそうです。
 
そして平均5回で独身を脱しています。
また9割近い独身者が、
恋愛経験は3回に満たない、
さらにそのうちの2割は、
恋愛経験ゼロと答えています。
 
次のデータは恋愛の期間、経済力やその他の
条件を見極めるために必要な日数です。
2ヶ月…48%、6ヶ月…17%、
3ヶ月…12%、となっています。
 
そして独身男性の43%は、
そのために必要な経費は
5000元(8万円〉前後と考えています。
一線級都市(北京、上海、深圳、広州)の青年は
これを合理的と考えていますが、
農村の青年では1000元と答えています。
 
最近では、より若いうちから
始めようという動きが出ています。
調査では、23歳未満のうちに活動を
始めた人が38%、23~25歳が
24%でした。
 
つまり95后の4割は“早期婚活”を
開始しているのです。
5回で独身を脱するというデータが正確なら、
十分に効果を見込めそうです。
 
2018年の各種結婚支援サイトの売上は、
49億9000万元でした。
2021年には70億元が見込まれています。
現在のこうしたサイトの浸透率は54.4%で、
婚活のオンライン化が進行しています。
 
 

3. お一人様経済の勃興

 
一方、結婚は唯一の選択肢ではないとして、
主体的に独身生活を選ぶ人も増えています。
それに伴い、消費動向も激変し、
お一人様経済が勃興してきました。
 
昨年の11月11日独身の日セール
(双11)では、典型的な事例が
発生しています。
1人用のミニ電子レンジ、ミニ洗濯機が、
それぞれ前年比973%、630%と
大きく売上を伸ばしたのです。
 
また今年のバレンタインデー、
映画館大手の蘇寧影城では、
チケット販売の18%がお一人様でした。
 
若い独身層の消費は、便利さと個性化、
そして精神的支柱を希求と指摘されます。
もう少し特徴を見ていきましょう。
 
便利さの追求…
フードデリバリー大手の美団外売によれば、
利用者の65%は20~30歳。
 
消費の個性化…
旅行、娯楽、そして居住環境を重視する。
 
精神的支柱は必要…
80后~90后の70%がペットを
飼育している。
熱烈ファンやマニアックな行動、Eスポーツ、
二次元文化等も重要な要素となる。
 
オフタイム…小説、漫画、音楽、動画視聴などの
商業的な価値が上昇。
優秀なアプリでは社交機能が支持されている。
 
日本と同様、お一人様経済の上昇基調は、
間違いなさそうです。
 
 

4. 日中は共通文化圏に

 
中国の少子高齢化は、人口構成の類似から、
日本の後追いとなるのはわかっていました。
しかし、若者文化においても、
日中は相似形に向かっています。
IT産業やSNSの発展が、
同質化に大きな影響を与えたのは、
疑いようがありません。
 
かつて情報の流れは、
ACG
(Animation Comic Game)
が典型例だったように、
日本から中国へ向かいました。
現在ではシェアエコノミーやキャッシュレス、
AIの“社会実装”においては中国が
先行しています。
 
情報交換は、双方向となり、
必然的に同質化もますます進みます。
そうした過程が、やがて新しい時代の推進力と
なっていくのでしょう。
 
 
参照
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1634188846305408821&wfr=spider&for=pc

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1631222269364608615&wfr=spider&for=pc

 
 
 

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